創元推理文庫<br> ケイトが恐れるすべて

個数:1
紙書籍版価格 ¥1,210
  • Kinoppy
  • Reader

創元推理文庫
ケイトが恐れるすべて

  • ISBN:9784488173067

ファイル: /

内容説明

ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンで暮らすことにする。だが、到着した翌日に、アパートメントの隣室の女性オードリーの死体が発見される。オードリーの友人と名乗る男や、アパートメントの向かいの棟の住人の話では、彼女とコービンは恋人同士だが、まわりには秘密にしていたという。そしてコービンはケイトに、オードリーとの関係を否定する。嘘をついているのは誰なのか? 見知らぬ他人に囲まれた、ケイトの悪夢の四日間が始まる。ミステリ界を席巻した『そしてミランダを殺す』の著者の衝撃作!/解説=川出正樹

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

437
ケイトはサイコパスを引き寄せる体質なのだろうか。かつて、彼女の学生時代に、その後の人生を失わせるほどの体験を与えたジョージ。そこからようやく快復し(とはいえ全快ではない)、半年間の生活を送るべく向かったボストンで、またもや隣家の殺人事件に巻き込まれるのだから。彼女の回りに現れるのは、なんだか怪しげな男たちばかり。『羊たちの沈黙』などに比べると、確かにずっとソフトなサイコ・サスペンスである。ただ、より日常的である分だけ、逆にリアリティを持っているとは言えるだろう。なお、エンディングはなかなかに意味深である。2021/11/06

nobby

154
うーん、個人的にはもう一捻り期待してしまったけど、作者の真意はそこにあらずなのかな…まず見知らぬ又従兄と半年限定とはいえロンドンとボストンの住居交換するって事態が受け入れられず(笑)さらに登場する面々が揃いも揃って壮絶な過去やトラウマや異常を持ち過ぎ…謎めく人物達が徐々に重なり、各々の視点での描写から事実が明らかになる展開は面白い!ただ、どうしてもミランダの衝撃や疾走感と比べてしまうと少し冗長に感じたりあっけなかったり…独特で複雑な住居構造にもピンとこず…いや、あんなにアッサリ占拠されてたら怖過ぎるけど…2021/04/25

nuit

146
昨年の「そしてミランダを殺す」に続き、こちらも文句なしに面白かった!不安障害を抱える主人公ケイトの迷走していく様子も嫌いではない。どこか観たことのある(読んだことのある)シーンもいくつか出てきて、あとがきを読んで、なるほど!と思いました。とにかくこの著者の本は次が気になって読み進めてしまう傾向にあります(笑)。てっきり「そしてミランダを殺す」がデビュー作かと思っていたら「時計仕掛けの恋人」というのがあったんですね。さっそく読みたいと思います。2019/12/16

ちょろこ

137
心臓バクバク、の一冊。又従兄のコービンと住まいを交換したケイト。交換した直後に起きた隣室での殺人事件。誰が隣人を殺したのか、まさか又従兄のコービンなのか。誰かが必ず嘘をついているはず…見知らぬ地で一人疑心暗鬼に駆られるケイト。これまたそそる要素、構成の巧みさで読み手を引きずりこむ一気読みのサスペンスだった。トラウマにまず心臓バクバク、展開に心臓バクバク…心理的な恐怖で最後まで読ませる。誰もがそれぞれいろいろな心の闇を抱えている…あぁ、人ってやっぱり怖い、最後にそう確信した。2020/02/07

とん大西

130
ロンドンからボストンへ。又従兄コービンの高級アパートと住居交換したケイト。到着したその日、異国の地でケイトに降りかかったわざわい。隣室の女性オードリーの不審死。犯人は?どうして?どうやって?親戚とはいえ、謎めいたコービンの言動。そしてケイトの前に現れる奇妙な人物達。ざわつく空気、恐れと不安と疑心暗鬼。物語が動きだした序盤100頁あたりからはノンストップ。「そしてミランダを殺す」のハラハラドキドキがよみがえってきました(怖さは本作の方が…)。終盤に向かって加速するたたみかけが圧巻。読み応え大でした。2019/11/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13938620

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。