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内容説明
なぜアメリカは解禁に踏み切ったのか?
バブル前夜のマリファナ・ビジネスの最前線を追う。
2014年、全米で初めてコロラド州で嗜好目的のマリファナ使用が合法化された。
これを潮目に業界は急成長。
マリファナ観光から栽培学校まで誕生、
関連株は「ビットコイン並」に急騰し、
シリコンバレーの超エリートやセレブが続々参入するなど
マリファナ・ビジネスは4兆円の巨大市場「グリーン・ラッシュ」となった。
連邦政府が“悪”とこだわり、
長い間非合法ドラッグとして扱われてきたマリファナが
なぜ世界市場を席巻するほどのムーブメント化したのか?
合法化にいたるまでのアメリカの歴史と解禁後のいまを追うと
ガン、エイズ、緑内障などの医療使用解禁派の存在や、
政治家の思惑、リーマン・ショックによる行政の財政難も見てきた――。
日本人の知らないアメリカのマリファナ事情を解き明かす
前代未聞のノンフィクション。
第一章 マリファナ・ロードマップ
第二章 なぜアメリカはマリファナを解禁するのか
第三章 もしも自分が患者だったら
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆいまある
84
先日、パニック障害の患者さんがCBDオイルを飲んでいると言ってきた。日本でもマリファナの効能に無関心ではいられなくなっている(ヘンプ由来だと効果は低い)。マリファナの薬効として抗癌剤の制吐作用、癌性疼痛緩和、緑内障の眼圧を下げるなどがあり(この本には作用機序などは書かれていない)、医療目的が牽引して、アメリカではここ数年マリファナ使用がアンダーグランドではなくなってきた。だがしかし、マリファナ解禁の歴史を主体に書かれており、そのデメリットについての記述が少なすぎる。情報としては不十分な内容。2021/03/26
ミライ
33
最近CBD(麻に含まれる化学物質の一つで主に医療用として使われているもの)に興味があり本書を購入。本書は主に医療マリファナについてのアメリカでの歴史~その効能までを網羅したノンフィクション。マリファナの歴史の部分はかなり詳細で、規制&解禁を巡って時の大統領やミュージシャンまで影響力の高い人々が絡む経緯がドラマチックで面白い。 最近はドン・キホーテでもCBDを売っていたりと、合法なCBDや医療大麻は日本でも広まる(解禁される)ことが予想されるので、これら情報は常にキャッチアップしていきたいと思った。2020/02/19
R
33
タイトルの通り、マリファナについて真面目に調査した内容をまとめた本でした。なぜそもそも、麻薬扱いなのかという歴史を紐解きつつ、現在は医療分野、薬として注目を集めているという事実を述べて、その流れから医療行為におけるマリファナ解禁が進んでいるというお話。カンナビスという名前が医療用の大麻なんだそうで、癌や認知症、鬱病なんかに薬効があるとのこと。当時、様々な利権や思惑によって、規制対象であったという話なんだが、嗜好品としての危険度については触れていないのが気になった。2019/11/07
kubottar
24
あくまで、麻薬汚染が酷い国が合法化して管理するというお話に聞こえた。日本は無理して解禁する必要性はないかなあ。でも、表沙汰になっていないだけで、日本も麻薬は多いんですけどね・・。2019/10/22
Sakie
20
アメリカにおけるマリファナ合法化に至る経緯のルポ。マリファナを論じるには、植物として持つ効能を公的に検証し認める医療用の面と、アングラから解禁されたことによる嗜好品としての"マリファナ・バブル"の面がある。そこに加わる国vs州、人種差別がアメリカ特有の要素。一方日本では井上陽水逮捕以降、「ダメ、絶対」のキャッチフレーズと共に更に一律厳格化され、現在に至るもマリファナ=「悪」一点張りな点がいかにも日本的と言えよう。欧米ではほぼ医療用として認められ使用されているのは事実で、日本にも公正な検証を求めたい。2021/02/01
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