ブルーバックス<br> 我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの

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紙書籍版価格 ¥1,210
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ブルーバックス
我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの

  • 著者名:藤崎慎吾【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2019/08発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065167786

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内容説明

生命とは何か。この根源的な問いに迫るために、いま、わからないなら自分でつくってしまおうというアプローチが有力視されている。いわば、時計がなぜ動くかを知るにはとにかくつくって、そこからしくみを考えよう、という発想だ。「合成生物学」と呼ばれるこの新しい考え方が、いま先端をゆく生命科学者の間で大きなトレンドとなっている。本書は、合成生物学に取り組む研究者たちを横断的に取材して歩き、それぞれの生命観に迫ることで「生命とは何か」を輻輳的に考える試みであり、科学に造詣が深く、SFからノンフィクションまで縦横無尽に手掛ける著者ならではの意欲的企画である。人工生命を供養する墓を建てたり、クックパッドに生命のレシピを投稿したり、「つくったときやばいと感じたら生命」と嘯いたり、微生物のゾンビやフランケンシュタインをつくったりと、各人各様の生命観、そして彼らの中の神や哲学らしきものとが織りなす、いま最もスリリングな生命探求。ブルーバックスウェブサイトで1年余り連載した「生命1.0への道」の書籍化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カレイ.シュウ

67
現代化学をもってしてもまだ大腸菌一つ作れない人類だが、様々な方法、アプローチで生命を創ろうとする人々を追っていく。金属の表面が鋳型となり、そこに細胞のもとがはまって、油膜で包まれれば細胞の出来上がり。というのはイメージしやすい話でした。フランケンシュタイン方式で「死体」からの生命を創ろうとしている等興味深い話がてんこ盛りですが、基礎知識がないので半分くらいわかりマセーン。でも面白いですよ。そもそも生命の定義も様々なのか…。2020/01/21

やいっち

53
生命とは何か、それが分からないなら、敢えて作ってみようという試みが盛んになっているとか。いい意味で意表を突く、面白い本だった。というか、欧米の科学者には大概眼中にないような、万物に魂を感じてしまう日本人的自然観をも視野に。だからと言って、科学の規範に外れているわけじゃない。生命を科学的に創ろうとする様々な最前線の試みも興味深い。が、それ以上に生命の始りを探求していったら、ビッグバンにまで至ってしまう、その流れに必然性を感じさせられたことが驚き。生命の探求は、一筋縄ではいかないだろうと改めて感じさせられた。2019/10/03

西

22
タイトルから面白そうで読み始めたけど、途中で自分の理系レベルでは追いつけなくなり、文字を目で追うだけになってしまった・・・。面白そうなんだけど・・・2020/02/24

テイネハイランド

14
図書館本。本書は、ウェブ連載「生命1.0への道」を元にした科学系ノンフィクション。「生命とは何か?死とは何か?」など文化社会面からの考察にも話が飛ぶため、話題が拡散気味ではありますが、生物の起源を探るため、細胞の機能(翻訳、エネルギー利用、増殖)を人工的に再現する各種実験について詳しく述べた第3章が読み応えがありました。また、DNAの構成要素をGCATの4種類から6種類に拡張し、人工アミノ酸を作る実験(第6章)についても軽く触れられていて、この分野の研究は今後ますます目が離せないなと改めて感じた次第です。2020/05/10

寝落ち6段

14
生命を創り出すという題材は、古今東西、多くの作品の中で語られてきた。そこには、生命倫理という大きな壁があり、主人公がそれに悩み、そこに共感する。では、実際に研究室で生命を創り出すことができるのか。現在、研究はどこまで進んでいて、どのような方向性があるのか、いろいろな視点や発想があり、とても興味深い。そこでできたものが、本当に生命なのか、そもそも生命とは何かという基準も問題になる。更に、生命であるならば、死を伴うので、死の本質まで迫らなければならない。供養の話もあり、生命とは何かという深い話であった。2020/05/07

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