TO文庫<br> 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 上

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TO文庫
恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 上

  • ISBN:9784864728560

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内容説明

累計40万部突破!
『最後の医者』シリーズ著者が書き下ろす感動の恋物語!
【作家活動10周年記念作品】
上下巻同時発売!


【あらすじ】

<全ての恋する人に、幸あれ。>無料のホストクラブ――巷でそう噂される、謎の洋館「ヒペリカム」では4人の容姿端麗な男たちが共同生活を送っていた。自由気ままな紳士、真面目な眼鏡男子、天真爛漫な王子、そしてクールな元NO.1ホストの檜山。彼は今日も女性客をもてなす。なぜ、彼女たちと無償で向き合うのか? 捨てたはずの過去とは? その胸に秘めた想いが明かされる時、止まっていた時間が動き始める! 全ての悩める人々に幸せを運ぶ感動の恋物語!
作家活動10周年記念作品。
【文庫書き下ろし】


<全国の書店員様からのおすすめコメント>

この作品は登場人物の小さな感情の変化さえも全て読者に伝え物語だからこその「感動」を与えてくれる。読んだ人を少しだけ救ってくれるような優しい作品だ。(TSUTAYA BOOK STORE 五反田店・栗俣様)

“どんな悩み事も解決してくれる”そんな噂のたつクラブヒペリカムには不思議と恋の悩みをもつ男女が訪れる。あなたも訪れて下さい。きっと幸せになれるはず。(紀伊國屋書店 新宿本店・宮本様)

過去の自分と向きあい、今の自分を受けいれる勇気をくれ、逃げずに前に進めるように寄り添ってくれそうなヒペリカムに行ってみたい。(TSUTAYA 天神ショッパーズ福岡・清水様)

人を救うことができるのは完璧な人ではなくて、不完全な人の方ではないのだろうか。魅力的なキャラクターが紡ぐ優しい物語だと思いました。(蔦屋書店 熊本三年坂店・椛山様)

多彩な関係性での駆け引き。内面での葛藤。そして実際の行動描写。状況は違うが、自分自身と重なる不思議さ。非常に面白い作品です。(TSUTAYA イオンタウン郡山店・渡辺様)

幸せばかりが恋じゃない。時にほろ苦くて、悩ましい。恋なんて!と投げ出したくなったら、これからはヒペリカムの扉を叩こう。不器用で優しい彼らがきっと解決してくれる。(紀伊國屋書店 梅田本店・田中様)

恋愛に悩んだときに、こんなお店があったら絶対寄ってしまいます。みんな魅力的で、誰に相談しようか迷っちゃいそうですけど。きっと解決してくれます。(コーチャンフォー 若葉台店・小田様)

作中のそこかしこに共感できたり励まされたりすることばがあり、また頑張ろうという気持ちになれます。落ち込んだときなどに静かな力をもらえる作品だと思います。(TSUTAYA 天神ショッパーズ福岡・柴田様)

No.1ホストなど、普段そばにいない魅力的な人物達の恋バナ。ラストは、お互いの存在、価値観を大切に想いあえる人がいる幸せが感じられ、涙があふれていました。(蔦屋書店ひたちなか店・山口様)

切ない気持ちや相手を思う優しい決断に涙が出た。時が経ち、2人の時間が続いている事にまた目が潤んだ。庭に育った沢山のヒペリカムが愛の現れだったら素敵だなと思った。(未来屋書店 伊丹店・中尾様)

著者について
●二宮敦人(にのみや・あつと)
1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。代表作『最後の医者は桜を見上げて君を想う』等、フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍。著書に『18禁日記』『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』『世にも美しき数学者たちの日常』等がある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ami*15

45
二宮さんらしい痛々しくて鋭い表現から「本物の恋愛」とは何かを問われる。上巻の時点ではあまり好感が持てないキャラクターが多かったが、今作でクローズアップされた檜山のホスト時代の後悔のエピソードにはなんだか胸にグッとくるものがあった。女性を「遊び道具」としか思っていない男とはいくらイケメンだとしても絶対付き合いたくない。また後半で描かれた篠田&谷堂が向き合っている一組の男女の恋愛相談。「付き合うこととは何か」という深い悩みを正反対な2人はどう答えを出すのかとても興味がある。という訳で早速下巻を読み始めました。2019/10/13

Junichi Yamaguchi

38
『人はみんな自分の恋を特別だと思いたがる』… 恋の病の治療薬的な作品なのかな? 気になる謎と彼等の行く末に期待して(下巻へ)。。2019/11/07

虚と紅羽

34
まとめた感想は下巻で。 上下巻で2話ずつくらいで進むのかな〜と思ったらまさかの3話。1人1人設定が作り込まれていて濃厚。 『全ての恋する人に、幸あれ』だなんて、読めば読むほど恋に苦しんだ人にとっての救済の場所であればいいと思えてくる。 続けて下巻へ。2019/10/21

assam2005

25
ホストの様なイケメンが、幸せになりたいと願う人たちの悩みを聞き、一緒に考え、答えを探してくれる社交クラブ「ヒペリカム」。イケメンが苦手な女性、ホストクラブで散財することに快感を持つ女性、自分とは正反対の異性に惹かれた女性、サエない自分にアタックしてくる異性に戸惑う男性。イケメンたちも完璧ではなく、だからこそ悩みを持つ人たちの痛みに共鳴し、「幸せ探し」に手を取り合う。自分自身の、見たくないところを直視し、全てを受け入れるって実は難しいものなのか。自分と同じ目線で悩むイケメンが「同類」に見えてくるのも不思議。2019/10/10

なな

23
二宮さん、初読みでした。タイトルのヒペリカムを知らなくて調べてみたら表紙イラストのお花でした。おしゃべりなイケメンはあまり好きではないのですが、檜山さんはあまり別世界の人間だとは感じず、人間くささを持っている人だと思い、嫌悪感は抱きませんでした。共感はできませんが。洋館は異空間のようで、迷い込んでみたいです。カップルの行く末が気になるので、近いうちに下巻に進みます。2020/02/14

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