内容説明
知っているようで意外と知らない文様のストーリー。
*立身出世の縁起が託される『馬文』
*地紋としても使われる『青海波文』
*武家の象徴を図案化した『矢文』
*平等院だけでなく、お札でも目にする『鳳凰文』
*鎌と○とぬで構成させる『鎌輪ぬ文』
*「愛」にも通じる『紫陽花文』
*武士が好んだ『尚武勝虫文』
*子どもの成長を願った『麻の葉文』……
身のまわりのものに使われている文様を改めて見つめ直したくなる1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mahiro
18
着物の柄や古代からの工芸品、絵画、日常何気なく使っている身の回りの物についているもの、そして日本人なら殆どの人が持っている家紋に到るまで、文様の種類と呼び方そして込められた意味などカラー頁とともにわかりやすく解説してくれる。兜の前立てのトンボ、風呂敷の唐草模様、浴衣の朝顔柄、ぶきっちょの私でさえ麻の葉模様のふきんを縫った事が・・日本の文様っていいなと思わせてくれる、気軽に読める本。2020/08/19
ベローチェのひととき
9
本屋でブラブラしていて、全ページカラー版だったので手にとり眺めていて綺麗だなと思っていたら、いつもの癖で購入してしまっていた。文様などじっくり見たことがなかったため、とても新鮮でした。植物編の文様では花札とだいぶかぶっていると思い、おかしかった。文様ひとつひとつに作った人の想いが込められており、いたく感じ入った。2020/04/20
ichigomonogatari
8
日本では本当に様々なものが文様として長く描かれてきて、またそこにはいろいろな願いが込められていることを改めて知った。植物、生き物、自然・・・よく見知っているもののほか、こんなものも?(松葉、蜘蛛の巣、コウモリ、蝉など)というもの。薬用がある植物も多い。おなじみ千鳥や犬の文様は永遠の可愛さ。目の保養にもなる楽しい本。そうそう、犬が「竹」をかぶっている意味もわかった。2019/08/30
まっつん
4
文様を眺めていても楽しい。うんちくもあり面白い。 2020/04/05
なをみん
1
2022/8/7 50%ポイント還元395円 ほとんど知らないけど知りたかったことなので読んでみた。綺麗なカラー画像だったので主にスマホで読了。日本的模様の駄洒落的意味とか色々と知ることができた。そういえば知らなかったお気に入りの柄模様の名前も知ることもできたし、これ一冊でいろんなジャンルに通じるし、お手軽に伝統文化的基礎教養がちょアップした気分。2022/08/19
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