内容説明
「何を根拠に『様子を見ましょう』とか『大丈夫』とか言うの?」
「同じ症状でも、医者によって薬の出す量が違うのはなぜ?」
「有名大学の附属病院はやっぱり優秀なの?」
「神の手と呼ばれる外科医には、どうすれば執刀してもらえるの?」
医者や病院に一度は聞いてみたいことって、ありませんか?
大型総合病院から、町の小さな診療所まで勤務し、
10万人以上の患者と接してきて、
患者から多くの「すごく聞いてみたい質問」を聞いて答えてきた現役医師が、
医者や病院の実態を大暴露したのが本書です。
一度は気になったこと、この本に書いてあるはずです。
さらに、医療現場の実情に迫りつつも、
患者や患者の家族はどうすれば、より良い診療を受けることができるのかまでも、
しっかりと提言しています。
病院に行く前に、必ず読んでください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひほ
24
医者だって人なのだ。医者と患者という目で見ずに医者の立場に立ったらどう思うか、どう行動するかはおのずとわかる気がします。題名はセンセーショナルな感じでついていますが、普通のことだなぁと思いながら読了2019/12/27
陽子
22
新刊。インパクトのあるタイトルに、つい手が伸びた。よくある暴露本的な内容ではない。どのように向き合えば納得できる治療が得られるのか、医師と患者側の見えない溝を埋めようとする意図が見える本。医師から患者をみる側面は、患者側とは意外と異なる面に驚いた。両者の認識の違いが色々と例に挙げられていて、なるほどと感じた。質問のし方ひとつでも伝わりにくかったり。「こうすればよい」の助言付き。ジェネリック医薬品についても近頃は薬局でしきりに勧められることも疑問だったが、元の薬との違いも簡潔に説明されていて読んでよかった。2019/08/18
mazda
15
タイトルほどショッキングなことはなかったですが、やはりというべきか、バリウム検査を受ける医者は少ないとのことでした。理由は、体への負担が大きい割に、わかることが少ないからだそうです。MRIや内視鏡はお勧めしていました。病気を治す目的が医者と患者と異なることも、トラブルになる一因だそうです。医者は長生きのために治したい、患者はいい人生を送るために治したい、ということがあるそうです。本来なら誰も病気にならず医者がいらない世の中になるのが望ましい、ということも書かれていましたが、正にその通りだと思います。2021/08/20
100名山
6
暴露本ではありません。著者が「おわりに」でこの本の最大の目的は、現実を知ることで医者と患者さんの溝を埋めることです。と記しています。「医師は聞き上手に、患者は話し上手になることに努めるべきです。」と著者が尊敬する日野原医師が語ったそうです。私はその病院に癌その他で4回入院していますが、本書がそのまま当てはめられるところもあればそうでもない部分もありました。前半は医療現場に限らず一般社会でも通じるところが多いです。つまり医療の現場でも特別なことはなく、普通に配慮と交渉があるべきと思いました。お勧めです。2019/09/17
js-fisherman
4
暴露本というよりは、著者の想い(医者の正体を知れば医者への不信感は減り、良い診療も受けられる)というものがベースになっていました。 特に参考になったのは医者の使う用語が一般人の考えるものとは違うということ。 「治療」→「病気をなくして健康な状態にする」ではなく、「医療行為によって、完治に限らず、状態をよい方向に向かわせること」 「合併症」→手術や治療・検査にともなって起きることがある病気・状態2019/08/14
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