素晴らしかった日本の先生とその教育 - 世界が憧れる厳しくも崇高な死の美学を身に付けた侍たち、吾が子のように慈しみ愛してくれた先生

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素晴らしかった日本の先生とその教育 - 世界が憧れる厳しくも崇高な死の美学を身に付けた侍たち、吾が子のように慈しみ愛してくれた先生

  • 著者名:楊應吟
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 桜の花出版(2019/07発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784434082528

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内容説明

「日本人はとても素敵だった」の著者・楊素秋氏の実兄・楊應吟氏が見た「尊敬に値する日本人たち」。
台湾で日本教育を受け、学徒出陣し、戦後は鍼灸治療を介して台湾と日本の民間交流にも活躍した楊應吟氏。日本を憂い叱咤する氏の心の裏には、日本への期待が察せられる。
日本人よ、もう一度、素敵に花を咲かせて下さい!

<学徒兵として出陣する朝のこと>
そして人員が揃い、校長先生から訓話を頂きました。
「戦局は非常に厳しい状態になり、軍は諸君の意気と若さに期待するところ甚だ大である…」
続いて、「しかし、学業半ばの諸君を戦闘に送り出すのは…不本意だけれども…」と言葉を続けられましたが、その声は次第に嗚咽に変わり、先生はそれを抑えながら、「…国の為、頑張ってください。…そして、風邪を引かないように…、…身体を大事にしてください…!」と、まるで慈父が我が子を送り出すかのように我々の身を案じ話してくださいました。
私は今でもこの時のことを思い出すと、気持ちの昂りを抑えることが出来なくなります。

<著者>
楊應吟 (よう おうぎん)
大正15(1926)年、台湾台南市生まれ。父・楊阿才氏の教育方針により日本教育を受け、台南末広公学校卒業後、高雄工業学校入学、3年在学時に学徒出陣、終戦を迎える。戦後、中国教育の下、台南私立長栄中学校高級部を経て、省立工学院(現国立成功大学)建築工程学系を卒業。経済部聯合工業研究所にて数々の研究成果を上げ、台湾の建設に貢献。その後鍼灸の道に進み、針を刺さない“無針バリ療法”を考案、台北にて弘明堂鍼灸院を開業、この道30年の治療実績を持つ。全日本鍼灸学会正会員。治療を介して台湾と日本の民間交流にも活躍。2019年6月、多くの人々に惜しまれながら94年の生涯を閉じる。

目次

目次(小見出しは抜粋)
第一章 日本が在るから今の私も在る
搾取しなかった日本の統治
かつては日本と一緒に戦った台湾を見捨てないで
武士の国はどこへ行った
変わってしまった日本精神

第二章 日本の教育・父の教育
日本を愛した父
素晴らしかった教育
忘れ得ぬ校長先生の訓話
学徒兵となって
国のために戦う
日本教育と父の教育の恩恵

第三章 終戦後、国民党への落胆
下衆な国民党軍
外省人に失望
汚職にまみれた国民党統治
研究所で訳立った日本語の知識
鍼灸との出会い
日本教育が結んだ鍼の世界との縁

第四章 日本は台湾を侵略したか
西欧の植民地支配との決定的な違い
児玉総督と後藤新平の名コンビ
台湾製糖を砂糖王国にした新渡戸稲造
台湾の基礎を作った日本語族

第五章 日本はアジアを侵略したか
日本の戦争は自衛のため
功罪両面を評価すべき
中国が台湾併合を狙う訳
韓国人の豹変

第六章 現代日本人への切なる願い
台湾に無関心な現代日本人
反日教育が広まる台湾
日本は植民地独立に貢献した
何かがおかしい現代日本人
中国に反論できない日本
日本は偉大な成果を誇るべき
アジアの平和は日本にかかっている

シリーズ「日本人の誇り」刊行によせて