小学館新書<br> ヒトラーの正体(小学館新書)

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小学館新書
ヒトラーの正体(小学館新書)

  • 著者名:舛添要一【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 小学館(2019/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098253531

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内容説明

ヒトラーはいまも生きている!

アドルフ・ヒトラー。20世紀最恐と言っていい暴君ですが、一方で彼が当時最も民主的な国家といわれた「ワイマール共和国」から生まれた事実を忘れてはいけません。

なぜ人びとは、この男を支持したのか。
悲劇は、止めることができなかったのか。

戦争中、ナチスに処刑されたユダヤ人はおよそ570万人と推計されています。現代に生きる我々は、ホロコースト(大量虐殺)を知っており、どんなことがあってもこの男を許してはならない。ただ、歴史には必ず教訓がある。その汚点から眼を背けているばかりでは、現代のポピュリズムや排外主義を正しく恐れることができません。

ヒトラーについて書かれた本は無数にあります。いまも世界中で専門的な研究が進められている。しかし、難しい専門書を読みこなすのには手間も時間もかかります。ヒトラーについて手軽に読める入門書のような本があれば便利だ。そんな考えのもと、筆者が構想したのが本書です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スター

31
 著者の政治家としての経験や、ヨーロッパに住んでいた時の経験も交えながら書かれた本。興味深く読みました。  平易な文章で書かれているのでわかりやすかったです。2023/07/04

hk

23
正しくナチスを恐れるための入門書という位置付けだが、予備知識は相当に高いものが必要だ。例えば「WW1においてドイツは終始国境外で戦闘を行っていたため工場は無傷のまま終戦を迎える。だから戦後にアメリカから投資が殺到する余地があった」といった説明は皆無だ。こうした基本知識をあらかじめ知っておかなければ、「わかったつもり」で本読み時間浪費くんになってしまうこと請け合い。入門書の看板に偽りありだ。 正しく基本知識を押さえてから本書を読んで、ナチスを正しく恐れましょう。2020/02/06

糜竺(びじく)

22
計算高く、したたかで、冷酷で、人間の愚かさを知り尽くしており、とんでもない人間だと思った。2021/07/18

ちゃま坊

20
1929年、ドイツは第一次世界大戦の賠償金と大恐慌で苦しんでいた。それは資本主義の失敗なのだと共産党は言う。一方ヒトラーは「大恐慌はヴェルサイユ条約とユダヤ人のせいだ」とする。この時期ドイツ国民は迷っていた。「ベルリンは晴れているか」の主人公一家は共産党を選んだが、その仲間からナチス党に鞍替えする者がしだいに増えてくる。後で思えばヒトラーもスターリンも悪魔だったが、あの時のヒトラーは救世主だった。著者はヒトラーとトランプを重ねて警鐘を鳴らしているが、はたして次の選挙はどうなるか。2020/08/28

MILKy

17
2019.世界史アレルギーの私が読んでも半分くらいは理解できた。ヒトラー入門書としても読めるようなるべく平易に努めて書かれてある。(シリーズのスターリンは1章で停滞😅‪‪)元都知事の舛添さん著書。東大出かつ、西洋外交史を学ぶべく留学もされ、現地で実際にヒトラー時代を知っている人から、あの時はよかった、という声すら聞かれている。そこでナゼ?と研究が進んだそう。ヒトラーと言えば確かに強烈なイメージが先行するけど、一応エセ民主主義として国民に問う姿勢も崩さなかった格好もうまいと思った。デマゴーグ、ヒトラー。2024/05/20

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