先生、脳のなかで自然が叫んでいます! - [鳥取環境大学]の森の人間動物行動学・番外編

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先生、脳のなかで自然が叫んでいます! - [鳥取環境大学]の森の人間動物行動学・番外編

  • 著者名:小林朋道
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 築地書館(2019/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784806715665

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内容説明

自然豊かな大学キャンパスで、学生、動物たちを巻き込んでつぎつぎに起こる事件の数々。
これらの事件の主役である大人気「先生!シリーズ」の著者、
コバヤシ教授の自然へのまなざしは、どのようにして培われてきたのだろう。

幼いホモ・サピエンスの一見残酷な虫遊びの意味、
生物を擬人化することと、ヒトの生存・繁殖戦略との関連。
生き物の習性・生態に、ヒトが特に敏感に反応するのはなぜか。

アカネズミとドングリの関係、ニホンモモンガの暮らし、
大学キャンパスでの動物との出合い、子どもたちとの自然教室での実験、
動物行動学と脳のクセーーーーーー

自然の中での遊びがスムーズに学びに変化していく力の源を、
著者の少年時代の体験から説きおこし、
生涯にわたっての、すばらしい学び手でありつづけるための
ヒトの精神と自然とのつながりを読み解く。

目次

はじめに

第1章 もし、あなたがアカネズミだったなら?
「擬人化」はヒトと自然の精神的なつながりを醸しだす

第2章 ノウサギの“太腿つき脚”は生物か無生物か
子どものころの生物とのふれあいが脳に与える影響

第3章 幼いホモ・サピエンスはなぜダンゴムシをもてあそぶのか
脳には生物の認識に専門に働く領域がある!

第4章 ポケモンGOはなぜ人気があるのか
 推察する、探す、採集する、育てる、自慢する………狩猟採集生活がそこにある!?

第5章 狩猟採集民としての能力と学習の深い関係
ヒトの脳は、生物の「習性・生態」に特に敏感に反応する

第6章 古民家にヤギやカエルとふれあえる里山動物博物館をつくりませんか?
ヒトの心身と自然と文化の切っても切れないつながり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

70
図書館本。大好きな「先生!シリーズ」番外編。今回は動物行動学においての「ヒト」がターゲット。異生物を人として認知することにより想像力で理解を拡大する「擬人化」、動植物を含め自然が人間の生活や精神に与える恩恵等、若干硬い内容。とはいえ、いまは亡きヤギコの愛らしいエピソード、里山動物博物館の構想など、いつもの調子の楽しさも含まれています。2019/03/11

アーちゃん

34
図書館本。「先生!」シリーズ番外編の対象は人間でした。動物を通して人間の脳および行動学を考察するという内容ですが、そこはいつもの先生、たまに入る自慢と動物の写真が微笑ましく、特に写真はシリーズ最初の頃から随分上手くなったなぁと感心しつつ読了。先生のツイッターを見たところ、イラストもご自身で描かれたようです。コウモリのエピソードや、久々のヤギコに懐かしさを感じました。次巻もよろしくお願いします。2018/11/14

わんこのしっぽ

23
いつもの先生シリーズとは違った切り口の番外編。擬人化によって環境保全意識が高まることや、子供が(自分の子供時代も含む(^^;)虫に残酷な事をする時期が何故あるのかなど非常に興味深く、そして自然と人間との深い繋がりを感じる事が出来る本。里山動物博物館の続報を次作の先生シリーズで読めますように♪2018/11/04

トムトム

19
生き物に触れて生きてきた人は、同じ結論に達するのかな。先生シリーズ番外編。ちょっと真面目に?書いてあります。少年たちよ!本ばかり読んでいないで山に、川に、海に遊びにいきなさい!2019/08/29

七月せら

19
先生シリーズ番外編ということで、小林教授が普段どんな事を考えながら研究や授業、執筆を行っているのか、その内側にせまる!といった内容で面白かったです。現代社会に生きる我々にとって自然とのふれあいがいかに大切か分かりました。2018/09/29

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