出版社内容情報
住宅市場に焦点を当て、様々なタイプの住宅市場において市場がどのように形成され、価格がどのように決定されるかを理論的に解明。
住宅市場といっても、住宅分譲市場と既存住宅市場によって異なる。また相対交渉により取引されることもあり、競売によって処分されることもある。どのような市場になるかの重要なポイントは競争条件である。本書では競争条件の違いによりどのタイプの市場が選択され、どのような交渉が行われ価格が決定されるかを理論的に検討する。
内容説明
住宅市場(主に住宅分譲市場と既存住宅市場)に焦点を当て、さまざまなタイプの住宅市場において市場がどのように形成され、価格がどのように決定されているかを理論的に解明する、住宅市場の本格的理論分析。
目次
第1章 住宅市場の現状
第2章 住宅需要者の値付けと住宅サービスの需要
第3章 供給者と需要者の留保価格
第4章 市場のタイプと供給者の市場選択
第5章 住宅分譲市場における競争と売出価格(定価)の決定
第6章 外部効果をもつ土地開発に対する規制誘導策
第7章 既存住宅市場における最適登録価格と取引価格の決定
第8章 既存住宅市場における情報の非対称性の経済分析
第9章 交渉市場における取引価格の決定
第10章 オークションにおける落札価格の決定
著者等紹介
前川俊一[マエカワシュンイチ]
1950年、長野県生まれ。1976年、中央大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年、中央大学博士(経済学)。現在、椙山女学園大学現代マネジメント学部教授、明海大学名誉教授。専門は公共経済学、不動産経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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