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内容説明
代表作「ベルベット・キス」のハルミチヒロが「楽園」で発表した恋愛読み切りの第3作品集。仮初めの男女関係やガールズラブまで著者特有の美しい描線と繊細な描写が光る5作品+ショート3本収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有理数
12
ハルミチヒロは、以前読んだ百合漫画のアンソロジーで一番印象に残った作家だった。この短編集も、そのときの印象以上の深い印象を残す。最高。まず絵が好き。そして女の顔が好き。そして女性同士の関係、男女関係、そのどちらであっても、登場人物たちはそれぞれの哲学と信念を持っていて、それを尊重しあっている。恋の熱量に浮かされて一瞬取り乱しても、それぞれの賢さが抑制し、穏やかで鋭いかたちで落ち着く。その心地よさ、です。とてもとてもよかった。2020/01/14
チューリップ
7
全体的に暗めというか湿った感じなんだけど暗すぎないみたいな絶妙な世界観だった。たのしいからだ、相手に好かれても付き合えないってちゃんと断るのだけどその前に酷い事言ってしまったのを謝ったり確かに良い人だなと感じた。いとほしの男の人もいつかはああいう事を求めないでも過ごせるようになるのかなとその後が気になったな。いつか2人はどこかで再会してほしいなと思った。2023/11/08
幸音
3
ハルミチヒロさんの描く男性も女の子も好き。「たのしいからだ」頭のゆるい女の子が正反対のタイプの男の子に惹かれる話。舞浜くん好きになる気持ちが分かるし、紗良美の下した結論が好印象。お手製うちわかわいい。「いとほし」喪服を着て匂いを嗅がれるだけの繋がり。今回の短編集の中でこの話が一番好きだな。後日談は余計かもしれないけど、2人のこと気になるよ。2019/08/08
こころのかおり
1
初めて読んだけど、絵が綺麗だし、安直なハッピーエンドにもしない、好きな感じの作家さんだな。最後に載ってる「いとほし」なんかすごく好き。あっさりくっついて欲しくなんかないのだけど、ふたりがその後どうなるのか気になるよ。百合系のお話も良かった。2019/10/10
hitority
1
前の作品読んでいたのに忘れてしまった。安直な展開にならず、距離感や別れ方をするのがいい。2019/08/24