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内容説明
日本の国民服となったユニクロ。長く無視していたファッション誌も今ではユニクロの虜だ。ここまで普及した理由は、服は特別なもの、おしゃれは難しいという思い込みを解き、服で個性を競うことに疲れた人々の心を掴んだから。もう誰もが服に余計なお金も時間も使いたくない。ユニクロはその変化にいち早く気づき、「見た目」をよくするための服ではなく、「くらし」をよくするための服を提案し続けてきた。それは世界をも席巻している。これまで指摘されることのなかったユニクロのメッセージと消費の変化を気鋭の社会学者が鮮やかに読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
51
ユニクロの宣伝誌のようでした。ユニクロの製品は好きだけれども、ユニクロの企業体質は好きではない。2019/10/24
けいぴ
44
今は服に余計なお金も時間も使いたくない人が増えている。おしゃれで競わなくなった代わりに「ていねいなくらし」=「意識の高さ」で競うようになった。ユニクロは「くらし」をよくするための服を提案している、等々。私もたくさんユニクロの服を利用してきたけれど、なるほどと納得できる内容だった。ただ ユニクロはエシカルなのかは??? 2019/11/16
chiseiok
40
筆者と世代が近い事もあってか、なかなか面白かった。ファッション誌のコンテンツがユニクロの影響でどう変化してきたか?という切り口。『ananと言えば…』『JJと言えば…』と自分が感じてたのとは全く様変りしてるんですなぁ。編集も、個性より共感、おしゃれよりくらし、デザイントレンドだけではなくエシカルかフェア・トレードか?という価値観。コードバンだのリアルファーだのグースダウン90%だの喜んじゃう奴は意識が低いって事なっちゃうのか。ちょっと寂しく感じるのは、そんだけ自分が歳取っちゃったって事ですな(^_^;)。2021/11/28
kum
27
タイトルに興味を持って図書館で借りてみた。服で個性を競う時代から、服に余計なお金も時間もかけず、むしろ暮らしを大切にする時代へ。かつてラグジュアリー路線だったファッション誌までもがいまやユニクロを追いかけているという特集記事の変遷など、なかなか面白かった。ファッションより健康、疲れないオシャレ、というのはもはや中高年だけのものではないらしい。2019/11/25
みなみ
25
ユニクロの台頭を通じて、ファッションの意味の移り変わりを解説する新書。現代では、画期的な機能性や普遍的なデザイン性を兼ね備える「ライフウェア」として服が着られている。服装により他者と競争するのではなく、「ていねいな暮らし」というより抽象的なもので競うようになったという筆者の主張には、なるほどと納得してしまった。また、ファッション誌の特集でファッションが取り上げられなくなっていたり、読者が少なくなっているという記載も最近薄々感じていることだったので、やっぱりの一言。2022/01/21
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