大久保利通 西郷どんを屠った男

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大久保利通 西郷どんを屠った男

  • 著者名:河合敦【著】
  • 価格 ¥916(本体¥833)
  • 徳間書店(2019/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198645489

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内容説明

大久保利通は日本の近代化の基礎をつくった偉大な政治家でありながら、なぜか日本人には、あまり人気がない。
おそらくそれは、かつての盟友で、絶大な人気を誇る大西郷を屠ったからだろう。
西郷が英雄化するためには、大久保という敵役が必要なのである。
大久保を氷のような専制主義者として強調すればするほど、西郷が対照的な人物として、浮かび上がってくるわけだ。
本書は、この構造の真実を象徴的なエピソードを挟みながら、劇的に描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

terry

1
明治維新の本を読むと坂本龍馬に勝海舟、西郷隆盛などの常連以外は全て脇役。自分の勉強不足を恥じるしかないが大久保利通は情の西郷と対局の怜悧な能吏にすぎないと思っていた。この本で変転に次ぐ変転、昨日の敵は今日の友という維新の動きのなかでの大久保の姿がよく理解できた。明治維新は日本の歴史の奇跡と言われるが、一歩間違えば欧米の植民地になりかねない危機を乗り越えた偉人達の姿に日本人としての誇りを感じる。維新を理解するには実に良い本と思う。ただ”おわりに”で現在政治を忖度と捉えているのは残念・・・。2018/09/04

モビエイト

1
大久保利通について殆ど知らなかったので、簡単であるが概略がわかり良かったです。大河ドラマであっても良いなぁと思いました。2018/05/25

NyanNyanShinji

0
慈愛の人、西郷隆盛と盟友でありながら征韓論を経て対立してその西郷どんを屠った冷血漢、大久保利通。本書の冒頭で著者は、彼の人間性の素晴らしさ功績を讃えて悪評を覆したいと高らかに宣言する。本書はそのクレド通り熱く熱く大久保利通讃が繰り広げられる。幕末薩摩に関するキチンとした本を自分はこれまで読んでこなかったのでこれはこれで面白く読めたのだけど「西郷どん好きのやつファーック!いつも大久保さんの悪口言いやがってムキーっ」と言った空気があり、あまりに片方に寄りすぎていて途中からしんどくなった。また別の本を探そう。2023/05/04

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