WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?

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¥1,760
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WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?

  • 著者名:坪井大輔【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 翔泳社(2019/07発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784798162652

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内容説明

インターネットの初期に描かれた分散・自律・自由の夢はGAFAなどのプラットフォームへの情報集中によってなくなったかのように思えます。

中心的な管理をともなわないブロックチェーンの技術は、こうした一極集中を破壊し、新たな可能性を築くものです。

一連の仮想通貨市場の混乱と停滞によって期待が落ち着いたかにみえるブロックチェーンですが、その可能性は消えるどころか、世界的な産業の取り組みや、実証実験の進展によってますます高まっています。

この本は、これまでテクノロジーとして語られたブロックチェーンをビジネスの手段として捉え、既存産業にどのようなインパクトを与えるのか、どのようなビジネスモデルを描けるのか、人・組織・社会の将来イメージをどのように描けるのかをベンチャー創業者の経験と実践、ビジョンを踏まえた視点で書き下ろしたものです。

※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaichiro

92
ビットコイン以外、活用例が出てこないブロックチェーン。その要素技術は何か、どんなものに適しているか、将来の活用案などがとてもわかりやすく記載されている。素人の私でもなんとか理解できた。ブロックチェーンの神髄は完全なる分散コントロール。現在の中央集権型社会に風穴をあけるツールではないかと説く(facebookがリブラを発行する背景には既存社会を革命的に変革する意図を感じる)セキュリティーが極めて高いと流布される技術。性善説の上になりたつ部分もあり、悪用されると大きな被害が出そう。もう少し勉強してみたい。2019/09/12

ミライ

37
仮想通貨のビットコイン等に使われている技術である「ブロックチェーン」について、技術者ではない人にもわかりやすく解説した著書。本書ではブロックチェーンの本質は「技術」ではなく「思想」にあると位置付け、ITの進化の歴史からはじまり、ブロックチェーンの誕生・正体・普及を阻む障害・未来までが詳細に語られる。著者の坪井さんによれば、将来的にブロックチェーンが普及すると、中央集権型の組織が崩れ管理者のいない自律型の社会になるというが、果たしてどうなるか。2019/10/25

Tenouji

17
分散システムに興味が出てきたので、読んでみた。自律分散型というのが、人間社会の選択肢の一つになったことがとても喜ばしいのだが、中央集権型からの移行は、実際、相当難しい、と思う。ひょっとして、小規模で安定した組織に向いてるのかもしれないね。2020/02/22

はふ

12
いま社会を変えようとしているテクノロジーの一つである、ブロックチェーンについて、わかりやすく説明した本書。ブロックチェーンのメリットやデメリット、できることやできない事を、簡潔に記してくれている。 ブロックチェーンによって生み出される社会は、従来の中央集権型の社会とは異なり、管理者のいない社会が実現されるであろう。個々の人間の存在がより重要になる。 社会の転換点である今こそ、技術ドリブンの発想ではなく、思想ドリブンの発想を身につけ、この時代を乗り越えていく必要がある。2020/12/25

かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO

12
今お金で値打ちを定量化されているものについては、そのまま日本円、米ドルなどに任せておいて、まだその価値が定量化されていないものを定量化する手段としてのブロックチェーンという話が面白かった。これはやりがいの搾取といった問題を解決できるのでは?今まで、善意ややりがい楽しさだけを報酬としていた活動に対して、経済をつくりだすことができる。2020/08/14

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