内容説明
ファンタジー要素を含む物語を創作するときに知っておきたい歴史・文化・お約束を事典形式でまとめたネタ帳。
ファンタジー世界の背景とされる中世ヨーロッパ、古代ローマ帝国、近世ヨーロッパの知識を選りすぐって集めました。シナリオのリアリティを増すためのヒントが満載です。
●ファンタジー世界の背景となった歴史・文化・お約束がわかる!
・古代ローマ帝国、中世ヨーロッパ、近世ヨーロッパ、3つの時代
・国家の成り立ちと制度
・歴史上存在していた魔法
・武器・防具の基本
・神の形態や神話
・異世界を考えるための地理知識
・お約束の魔物たち
・中世の社会と生活の実際
・シナリオで活躍しやすい中世の職業
※本書は2010年に刊行した『ゲームシナリオのためのファンタジー事典』をもとに、次の改編を加えた新版です。
・中世の生活にまつわる項目を中心に11項目追加。日常描写に役立つ知識を増量。
・後半の章構成を整理。「社会」「人々」の章を追加。
・解説イラスト・カットイラストを増量。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
12
正直な話、ヨーロッパの歴史認識には大分旧さを感じさせる。イメージを膨らませるには有用。2021/08/30
凪子
4
想像以上に面白かったし参考になった。教会や騎士、王侯貴族などそのあたりの資料を探していて結構資料になりそうだから買ったけど、意外と湿地や荒野辺りの知識がシナリオに有用で助かる。酒場の主人が思ったより地位が高かった。2023/01/04
るりけい
2
ゲームや小説などのファンタジーは中世ヨーロッパをベースにしたものが多い。そんなクリエイター向けに、国家、宗教、武器、生活など中世についての知識をまとめた本。日本や中国に関しても少し書かれている。 内容はあくまでも広く浅くなので、詳しく知りたければ巻末の参考文献やネットなどで調べて専門的な本を読む方が良いと思う。中世の王様や軍があまり強くなかったという話が面白かった。実際の牢屋や橋の構造も興味深い。2020/05/04
みかんAA
1
幻想世界構築教典の完全版と間違えて買った(笑)が、新紀元社のいつもの方だし読みたかった方向としては間違ってないし、いっか!!と思った。なにか作品を作るときの、全体的な指針として良いと思う。日本のファンタジーで描かれる「中世ヨーロッパ」がなんちゃってなのはもうよく知られた話で、こういった本で概要を学び、次の参考資料を探していくのがいいかと。武器とか城とかの細やかさに唸ったところあり。森とか湿地、道などはイメージが膨らんだ。2021/05/10
櫛橋光
0
項目毎に分かれてて読みやすいです。ファンタジーの本になる歴史・風俗・習慣等ですね。ヨーロッパ中心、時々アジアや日本も。2023/05/28