いのち短し、踊れよ男子

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いのち短し、踊れよ男子

  • 著者名:安倍雄太郎【著】
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 小学館(2019/07発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093865456

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内容説明

日舞に魅了された男子学生の恋と友情!

 一目惚れした清香に誘われて舞い上がり、興味のなかった日本舞踊の発表会を見た大学生の駿介。だが駿介は、清香とともに舞台に立つ吉樹から目が離せなくなってしまう。華やかな舞台で堂々と踊る吉樹に比べて、まるで冴えない自分……。清香に「踊りの上手い人が好き」と言われた駿介は、二人がいる日舞教室に通うことを決意する。
 下心たっぷりの稽古通いが始まるが、容赦なく欠点を指摘する吉樹とはソリが合わず、喧嘩ばかり。しかも清香は吉樹ばかり気にしている。憎いライバルだが、吉樹の踊りの上手さは認めざるを得ず、駿介にはモヤモヤが募った。
 そんななか、発表会で駿介は「橋弁慶」を踊ることに。参考にと見せられたビデオの中で、のびのびと弁慶を踊る少女に感動する駿介。昔、教室にいた女の子らしいが――。
 芸事には縁のなかった男子が飛び込んだ、厳しくも魅力的な日舞の世界。
駿介は吉樹と上手く踊ることができるのか。日舞の名取でもある著者がリアルに描く、恋と友情の日舞男子小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

28
一目惚れした清香に誘われ舞い上がり、興味のなかった日本舞踊の発表会を見た大学生の駿介。そこで華やかな舞台で堂々と踊る吉樹と出会い、日本舞踊に魅せられてゆく青春小説。清香に「踊りの上手い人が好き」と言われて下心たっぷりの稽古通いを始めた駿介に、容赦なく欠点を指摘する師匠の息子・吉樹。踊りの上手さは認めざるを得ない吉樹にも日舞への複雑な想いがあって、一緒に踊ることになった二人が抱える葛藤と、真摯に向き合おうとする気持ちに向き合いながら、お互い刺激し合えるいい関係になってゆく展開にはぐっと来るものがありました。2019/08/27

kei302

27
駿介や吉樹の家族との確執が深くて重いが、日舞を習い始めたきっかけや会話からラノベ感が漂ってくるので重苦しさが気にならない。二人が精神的に成長していく姿や心を通わせていく姿が、踊りの上達とともに読み取れて、読後感がよい。《日舞の名取でもある著者がリアルに描く、恋と友情の日舞男子小説》NetGalleyJP2019/07/27

タカギ

24
日舞の名取でもある著者が「前作まで恋愛ものを書いていたけど、彼女に振られたので友情ものを書くことにした」という紹介文につられて手に取った。うーん、真ん中…よりやや下。主人公の男子、陰キャは別にいいけど、そんな子が可愛い女子に誘われたからって日舞習い始めるかな? 行動力あるじゃん。日舞の師匠の息子で主人公の(一方的な)ライバルは、変な言葉遣いが嫌だった。自分のことアタシって言うかね、19歳の男性が。感動も驚きもさほどなかったけど、スマブラをプレイしてる場面は楽しそうだった。2020/09/27

Yuri

9
全くの門外漢が突然伝統芸能に目覚めて入門。切磋琢磨しつつの成長譚。という、良くある(ごめんなさい)設定と展開。日舞の名取の兄弟子に、いきなりタメ口とかありえない。とはいえ、前向きな話はテンション上がるし読んでて楽しいです。2020/06/24

いいちゃん

5
ちょっと青くさくて読んでて恥ずかしくなりましたが、日本舞踊の世界が垣間見えて面白かったです。話の舞台がむっちゃ近所で、主人公の動きがリアルに想像出来た( ̄▽ ̄)ミレニアムホール、たまに舞踊の発表会やってるなー、と思ってたし。2020/03/03

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