平凡社新書<br> 韓国 内なる分断

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平凡社新書
韓国 内なる分断

  • 著者名:池畑修平
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 平凡社(2019/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582859171

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内容説明

日本との関係にも影響を及ぼす、韓国国内の激しい権力闘争。その根底にある保守派と進歩派による「南南葛藤」の実態を描く。「国交正常化以降で最悪の関係」はなぜ生まれたのか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

85
徴用工問題をきっかけに最悪な関係となっている日韓両国。個人的には国と国が締結した条約をいとも簡単に無視し、しかもそれを一民間企業に責任を持ってくるという感覚が全く理解できない。文政権になってから日韓関係が何故こうも悪化したのか?朴政権のスキャンダルで政権交代したが故に前政権の実績を全否定しているうちに収拾がつかなくなった。経済政策で満足な結果が得られず、lame duck化した政権が国内の不満をそらす為に利用している。という見方もあながち間違いではないと思える。★★★+2019/08/01

skunk_c

50
本書を一言で要約すれば、「文在寅大統領は親北ではあるが反日ではない」というところで、これはきわめて重要。著者は彼が反日だとする日本の風潮は誤解だと断定するが、同感だ。問題は本書のメインテーマである「南南葛藤」、つまり韓国内の保守と進歩派の根深い対立。これが大統領制という仕組みの中で、選挙の度に増幅している感がある。特に10年ぶりの政権奪取を行った文率いる「共に民主党」の保守派批判が、対日政策の手ぬるさに及んでいたために上述の誤解となった。ただし、北との関係はというと、なんだか上手くあしらわれている印象。2019/12/31

kawa

36
韓国では、北朝鮮との対立、保守派と進歩派の根深い対立(北朝鮮政策を巡る北風政策と太陽政策)地域感情(半島東部の慶尚道と西部の全羅道)、そして5年任期で再選禁止の「帝王的大統領制」(政権末期のレイムダックを招く)が複合的に絡み合い、歴代大統領が退任後に不祥事に問われる一因となっている、と著書は指摘する。本書で紹介の映画「キングメーカー 大統領を作った男」を見るとそのことが確かに良く理解できる。 2025/11/09

yyrn

20
韓国本はもうイイかなと思いつつ読んだが、読めば色々と教えられた。日本人の感覚では、敵対する相手を徹底的につぶそうとする韓国人の行動が常軌を逸していると映るが、そういえば日本だって昭和40年代にはまだ大規模なストや思想的対立からの流血事件が頻発していたのに、安保闘争の終焉とともに憑き物が落ちたように人々の生活は落ち着いていったと記憶するが、韓国ではあの時のような政治的興奮や緊張が、ずっといまも続いているようなのだ。すぐ隣に国の生い立ちでは正当だが狂った兄弟(北朝鮮)がいるせいなのだろうが、それにしても⇒2019/11/03

JUN

18
「南南葛藤」 政権交代が起きる度に、前政権を全否定することに注力する。そして強い世論。韓国は大変だな。政治に関心が薄い日本も問題だけど。2021/10/06

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