内容説明
さあ、ことりたちのおしゃべりがはじまるよ。3つのお話がひとつの絵本に。ムナーリの幻のシリーズ、ついに完結、子どもとの会話がはずむしかけ絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
292
ムナーリの1945シリーズの1冊。お話は、3わの鳥、ティオ、ティア、チがそれぞれどうしてこの鳥かごにいるのかを話すというもの。最後のチの話が、いわゆるオチのようになっていて、なんとも可愛い。絵は、いつものカラフルでデザイン感覚にあふれたムナーリならではのもの。鳥の大きさとお話の絵の大きさとが比例する。また、それを活かす造本も面白い。ただ、子ども向きにはどうだろうかというと、ちょっと疑問も。2024/02/14
毒兎真暗ミサ【副長】
25
カラフルで可愛い鳥たち。黄色いティオはケガをして。赤いティアは網に引っかかり。青いチは……。運命に呼ばれたような鳥かごの世界。ラストの可愛らしさにホッコリする。仕掛けの大きさにも意味があるのかな?原題の『storie』を『おはなし』と訳した谷川俊太郎。理由もありそうで、気になった。2024/02/22
たまきら
19
この人の絵本、何冊かオタマが夢中になっていたのですが、久々に「この人の好き」ともってきました。読みながら(これは何ページと表示されるのかな?)と興味津々。絵本の中に絵本があるんですよ。ふふ、案の定表示されてないや。おもしろいな。昨日は友人の息子さん二人を預かっていたので、3人で顔をつきあわせててかわいかった。2017/03/09
たまきら
17
この人の絵本が大好きなオタマさん。また借りてきて楽しそうにめくっています。2018/02/27
あおい
16
ティオ、ティア、チ、3羽の小鳥がどうして鳥かごの中にいるのか?それぞれの身の上話。最後のチの話で一気に幸せ感が。2017/09/10