内容説明
気力体力が低下する50代。人生の行く末を思うとき、不安に駆られて落ち込みそうになる──。そんな中高年でも活力を取り戻す方法がある。ヒントは「生きる意味」。その具体策を心理学者が紹介する。スッキリ癒やされる「読むクスリ」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
でかぱんちょ
23
昨年とうとう50才になって一時期この手のタイトルの本が気になって仕方がありませんでした(笑) 本書は難しい箇所もあったものの何とか最後まで読み通しましたが、冒頭から自分に語りかけてくれているような気持ちになりました(うまいなぁ!)。でも茶化している訳ではなくて本当に蛍光ペンで色を付けたくなるくらい参考にしたくなる文章が多くありましたし、心理学者チクセントミハイが唱える「フロー体験」は本好きな読メの皆さんならきっと納得するんじゃないかなあ。2024/01/28
ほよじー
10
★★★将来が無限に広がっているかのように感じていた頃と違い、持ち時間が無限でないと感じるようになる50代。平均寿命や健康のニュースに敏感になる。それは悪いことではない。残り時間を有意義に過ごしたいと考えるので。焦るのや、目標にこだわりすぎるのはよくない。時間を忘れて何かに没頭するのはよい。運動・芸術・趣味・学びなどの能動的活動がよい(TVを見るような受身的娯楽はNG)。何でもやってみる。やりたくないことはやらない。(慎重に)衝動に身を任せる。2024/08/07
ほよじー
10
★★★★ 中高年の心の危機は現在の生活を見直すチャンス。自己実現とは自分の内面が充実し、偏りや歪みのない成熟した人間へ成長していくことであり、何か目立つ活躍をすることや業績を上げて注目され出世することではない。何かで活躍し目立つ人が人としては未熟で利己的である例は多い。逆に何かにあるいは誰かのために役立とうとする姿勢が本当の人間としての生き方であり、自己実現の道に繋がっている。左遷、定年、降格、病気、事故、被災などの挫折が自分自身と生活を見つめ直す契機となり、自己実現への道へ繋がることもある。2019/12/06
たか
8
アラフィフの自分としてはかなり共感できる内容だった。 人生1回きりなので、悔いなく行動したい。2019/07/27
藤堂 新平 No.9
6
良書▼過去を見直したいという欲求は限りある命だという認識が高まり 残る 時間をもっと懸命に使いたいという気持ちから生じる▼不安をカバーするため 忙しくしている▼一見無駄なことをする 道草 それが 将来の肥やしになる▼虚しさに押しつぶされそうな思い それはよりよく行きたい気持ちの表れ▼これでいいだろうかと言う思いは既に前向きに一歩を踏み出している▼自己嫌悪はそれは向上心が強い証拠だ▼生きるには【使命感】→誰かの役に立つ▼結果を目的にするから辛くなる。プロセスを充実感にする2024/12/01




