新潮文庫<br> 原節子の真実(新潮文庫)

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新潮文庫
原節子の真実(新潮文庫)

  • 著者名:石井妙子【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2019/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101372525

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内容説明

14歳で女優になった。戦前、戦後の激動の時代に112本の作品に出演、日本映画界に君臨する。しかし42歳で静かに銀幕を去り、半世紀にわたり沈黙を貫いた。数々の神話に彩られた原節子とは何者だったのか。たったひとつの恋、空白の一年、小津との関係、そして引退の真相――。丹念な取材により、伝説を生きたひとりの勁(つよ)い女性の姿を鮮やかに描き出す決定版評伝! 新潮ドキュメント賞受賞。(解説・ヤマザキマリ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mumiu

32
わたしにとってのナンバーワン女優。美人すぎるがために、美人女優=大根とか言われるそれこそ元祖なのでは?な女優さん。なぜこの人にこんなに惹かれてしまうのだろう。戦後の買い出しのエピソードとかハンサムすぎます。原節子が原節子たらしめた、その秘密がちょっと解けたような気がした一冊。2020/03/15

naoudo

22
「細川ガラシャ」彼女がそうありたいと願った意志強く、運命を切り拓いていく力強いヒロインは日本映画界のなかに登場しない。日本社会がそのような女性を求めておらず、また実社会にも存在しなかったから。原節子は戦後の日本人を、その美しさで照らし、慰め、励まし、導いてきた。人々は原節子が演じるヒロインのなかに社会が求める価値観を見出だし、進むべき方向を知り、戦後を生きた。そして、戦後が終わったとき、原節子の時代も終わった。人々は節子への関心を失った。復興から経済成長へ。世の中は東京五輪の開催に向けて動こうとしていた。2019/03/29

hiroizm

19
女優の評伝にとどまらず、第二次世界大戦期の日本の文化史とも読める深い内容に一気読み。経済的な理由から女優になり、16歳でナチスドイツとの合作映画のヒロインに抜擢され、その宣伝のため洋行しゲッペルスにも会ったなんて驚きだし、戦争中は愛国の女性、戦後は民主的な、または戦時の悲しみを背負った古風な女性の象徴として銀幕を彩りながら、現実の自分とに苦悩する、時代に目まぐるしく翻弄されながら、ある意味頑固にたくましく生きた女性の人生がくみ取れる優れものの本。おすすめです。2019/04/20

しゅん

18
とても哀しい気持ちになる。生真面目さと気の強さが、かえって矛盾と弱さを際立たせる。「原節子」として知られるようになった人の、水の中でもがき続けるような姿が浮かび上がってくる。石井妙子氏のキメの細かい史料調査にはやはり頭が下がるというか、原節子並み、あるいはそれ以上の生真面目さと仕事に対する矜持を感じさせる。小津安二郎への冷淡さには驚いたし、小津の死が引退のきっかけになったという通説が甚だ疑わしいものであることもはじめて知った。日独同盟から見出された女優であった事実の陰影の深さにもたじろぐ。2020/06/18

美夜

16
原節子の真実 (新潮文庫) >> 名前だけは知ってた伝説の女優は、なぜ42歳で何も言わずに引退し、長い余生を沈黙で貫いたのか。 と思って今半分ほどまで読んだんだけど、成績優秀な少女が家計を支えるために女優になって、何も分からないまま日独合作軍事プロパガンダ映画の主演女優に抜擢されて・・・という予想もしなかったスリリングな展開にいきなりなるので、ワクワクが止まらない。令和になった今現在ジャニタレや大河が日本政権のプロパガンダに利用されてるのでなおさらシンクロニシティがすごいわ。 2019/05/14

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