内容説明
JAZZ喫茶のオーナーでもあり、魔境のオーディオマニア、ジャズ評論家。
そしてレーベル・プロデューサーでもあり、ジャズ選曲家でもある寺島靖国が
その長い執筆人生の中で築きあげてきた原稿をこの一冊に!
テーマは広く、そして奥は深く。
哀愁とガッツの雑文集!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mingus
3
この本を手に取ってさぁJAZZだ!と思ったがなんか、肩凝りの話や健康の話で、いささか肩透かしをくらい、でもそのほのぼのさが結果的に良かった。後になって他の著書を拝読すると高圧的な感じがして、でもこの人のJAZZ批評に関する考え方は嫌いじゃないが、どちらにしろカッチンコッチンではある笑 そしてJAZZが好きな人は何を言おうがそんなものだ。この本を読み、今のJAZZ喫茶の現状を知れたのも良かった。その上で、私は著者のJAZZ喫茶メグに足を運んでみたわけだ。色々と下調べしておおよその予備知識やら叩き込み…続く↓2015/07/05
かいぶつ
2
おじいさんになったときに、今好きなことに興味が持てなくなってしまっていたり、嫌いだなと思っていることに鈍感になっていたりすることが僕はとても不安なんだけど、この人の文章を読んでいると、そんな年をとることへの怖さなんかを嘲笑うかのように言葉が跳ねたり、飛んだりしていて、ちょっと安心した。大丈夫、年をとっても変わらないよ。2012/11/15
東森久利斗
1
この人の好きなアルバムに、ハズレはない。自分の好きなもの、好きなことに魂を捧げ、お金と時間を掛け、年をとっていく。誰はばかることなく好きなものを好きと言い、大御所であっても嫌いなら嫌い主張する。こんなふうに年をとりたい。2012/10/31
みじんこ
1
歯に衣着せぬ物言いが楽しい寺島御大の作品集。jazz分筆界では珍しく毒が効いてて歯切れがよくスカッとする文体は相変わらずです。「ジャケットが美しければCDは必ず売れる」などの格言は、冗談に聞こえて真実かもしれない。私はCDもそうだが、本の「ジャケ買い」も普通にするからである。jazzに興味のない向きにも楽しく読める一冊である。2012/04/08
花川戸助六
0
この本のせいで、CDを何枚も買っちゃいました、JAZZ好きや興味が有る人が読むには危険な本かな、あとオーディオマニアにもね。2012/06/19