日本共産党政権奪取の条件

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日本共産党政権奪取の条件

  • ISBN:9784584139325

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内容説明

日本共産党とは相いれない部分も多い。私は、共産主義も新自由主義と同様、近代が生み出した病の一環であると考えているからだ。
日本共産党が政権を取る日は来るのか?
本書で述べるようにいくつかの条件をクリアしない限り、国民の信頼を集めるのは難しいと思う。そこで、私の失礼な質問にも、やさしく、面白く、かつ的確に応えてくれる衆議院議員で日本共産党大阪府委員会副委員長の清水忠史さんとわが国の現状とその打開策について語った。
――――保守主義者・作家 適菜 収

作家・適菜収氏との対談は刺激的であった。保守的な論壇人としてのイメージが強く、共産主義に対して辛辣な意見を包み隠さず発信してきた方だけに、本当に対談が成り立つのだろうか、ともすればお互いの主張のみをぶつけ合うだけのすれ違いの議論に終始してしまうのではないかと身構えたのだが、それは杞憂に終わった。
――――共産主義者・衆議院議員 清水忠史

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Eiki Natori

3
保守主義を自認する、哲学者適菜収さんと、近畿地区から選出の、元松竹芸人の清水ただしさんの対談。人選が良かったと思う。「ボクは君が代日の丸で良いと思っているのです」と共産党員が言って大丈夫かと思える発言も、清水さんなら許されるのだろう。適菜氏の共産党の泣き所に対する質問も、ユーモアたっぷりに返す清水さんの人柄に惚れてしまう一冊。 共産党という名前を変えろと迫られたら、「自由民主党」が良いと思いますと切り返す清水さん最高! 連合を中心に、野党ですら共産党アレルギーが強いけど、この本を読めば変わるだろう。2019/07/27

余市

1
★★★★★ 安保法案のとき、憲法審査会の三人の憲法学者が三名とも「違憲」といったのにそのまま通したときにかなりはっきりと違和感を持ったのが初めである。三名いるならばその内少なくとも一名は改憲派であるし、自民党の意向に近いだろうと思ったからである。(そしてその推測はほぼ正しかった) 今の政治の気持ち悪さと、あとハッキリと大衆の責任に言及されて風通しが良くなった気分だ。 理性による人間の進展に懐疑的(それ故に政治が悪くならないよう見張る)保守思想と、理性による人間の進歩を信じている共産主義者2019/08/16

Koji Harasawa

1
共産党が一番愛国心強いし保守だと思う。自由と民主主義を大事にしているし。保守主義者適菜修さんも清水忠史さんもこれまで言論に触れることはなかったけれど、とても面白い対談で一気に読み干した。政権とって欲しいなぁ。まともな政党に 2019/08/04

ビリケン

0
ニーチェ、ゲーテの哲学の根幹は人間愛である。彼らは抽象を警戒しろ、大地から離れたものを盲信するなと繰り返して言ってい。保守思想の根幹にあるのは人間を愛せという事。大地に根差したものを愛するのが、反イデオロギーたる保守の本質。2022/05/21

星辺気楽

0
再再読2023/05/15

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