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内容説明
特捜部の思惑は、「巨悪追及」か「国策捜査」か。
カルロス・ゴーン、堀江貴文、村上世彰……世を賑わせた平成経済事件は、限りなくグレーだ!
戦後最大の経済事件といわれる「イトマン事件」。時代の寵児だった堀江貴文氏、村上世彰氏が逮捕された「ライブドア事件」「村上ファンド事件」。特捜部による証拠改ざんが明るみになり、一転して村木厚子氏が無罪となった「郵便不正事件」。そして、日産カルロス・ゴーン氏の逮捕……。
平成は数々の経済事件によって彩られてきたが、果たしてその追及は公平・公正なものだったのか。なぜカリスマたちは標的にされたのか。ときにマスコミをも利用して世論を形成する、地検特捜部の「捜査」の内幕を、人気経済ジャーナリストが暴く。
【目次】
第一章 カルロス・ゴーン逮捕の背後にある「特捜部」の思惑
第二章 「検察vs.財界」から読み解く平成経済事件史
第三章 特捜部によって退場させられたカリスマ経営者たち
第四章 「検察vs.安倍官邸」の暗闘に翻弄された面々
第五章 ゴーン事件に見る「検察&マスコミ」の癒着
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark X Japan
4
かなり奥深くまで,突っ込んでいます。それ故,ついていけない部分もありました。特捜部も普通の組織であり,存亡の危機にあるのかもしれません。☆:3.52019/08/12
Kazunori Ishizu
0
本書末尾のこの一文に尽きる! 「果たして特捜部は復活するのでしょうか。そもそも私たちにとって特捜部は必要な存在といえるのでしょうか。その存在意義を含めて議論していく必要があるでしょう。」 ひとつひとつは、既知の検察(特捜)の悪事だがこうして並べて整理されると悪い意味で壮観。 まとめると、私からみた検察の犯罪: ・筋読み捜査による犯罪者自体の捏造 ・マスコミへの違法リークによる世論操作 ・人質司法と調書捏造・強制 検察人事の構造なども興味深かった。 ゴーン氏逃亡劇の後に書いたのをよみたかったかな。2021/01/17
Kazunori Ishizu
0
本書末尾のこの一文に尽きる! 「果たして特捜部は復活するのでしょうか。そもそも私たちにとって特捜部は必要な存在といえるのでしょうか。その存在意義を含めて議論していく必要があるでしょう。」 ひとつひとつは、既知の検察(特捜)の悪事だがこうして並べて整理されると悪い意味で壮観。 まとめると、私からみた検察の犯罪: ・筋読み捜査による犯罪者自体の捏造 ・マスコミへの違法リークによる世論操作 ・人質司法と調書捏造・強制 検察人事の構造なども興味深かった。 ゴーン氏逃亡劇の後に書いたのをよみたかったかな。2021/01/17
Kazunori Ishizu
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本書末尾のこの一文に尽きる! 「果たして特捜部は復活するのでしょうか。そもそも私たちにとって特捜部は必要な存在といえるのでしょうか。その存在意義を含めて議論していく必要があるでしょう。」 ひとつひとつは、既知の検察(特捜)の悪事だがこうして並べて整理されると悪い意味で壮観。 私からみた検察の犯罪: ・筋読み捜査による犯罪者自体の捏造 ・マスコミへの違法リークによる世論操作 ・人質司法と調書捏造・強制 検察内部の構造とかもわかり面白い本だった。 出版が早すぎた、ゴーン氏逃亡劇の後に書いて欲しかった。2021/01/17
sandmans_ghost
0
今ゴーンや桜で話題の検察について、どんな組織なのか、大物(検察が巨悪としたい相手)との間に何が起こっているのかが書かれている。検察の暴走はこうして起こるのかーというのがわかるぞ2020/11/30