内容説明
研究室訪問のために野島芳生は、東央大学渋谷キャンパスを歩いていた。
見学にいく研究室に向かう最中、ある人だかりが道を阻む。
何事かと事情を聞いてみると女子トイレが盗撮されたらしい。
そんな人混みの中から声が聞こえた。容疑者は猿顔を真っ赤にしながら無実を叫んでいる。
どうやら、その猿顔の男子学生・富岡は見学に行った今井研究室の人らしい。
研究室のボス・准教授の今井由里子は富岡の無実を半分だけ信じ、仕方なく無実の証明をするために立ち上がった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
15
あっさり謎を解決していく連作短編集。謎はライトに解いていきますが殺人事件何個かあったりと事件はあんまりライトじゃなかったですね。男子学生の視点を利用したような、点の声のような語り筋は少し気になりました2019/07/07
barcarola
2
探偵役の由里子に魅力が感じられない。むしろ腹立たしかったり。その推理にしても雑というかなんというか……。2019/09/01
ふじさん
2
著者は初読み。十年振りの新作との事で掘り出し物、とまでは行かずとも気合の入った一冊が読めるのでないかと期待したが、個人的には当てが外れた印象。大学生らしい弛緩した空気の中で、しっかり犯罪事件を取り扱う趣向は面白い。ただ、一介のミステリとして評すには些かロジックが緩過ぎる。別解を潰すという考え自体がなさそうで、連想に連想を重ねて真実を指摘する手順は、推理と言うより占いに近い。せめて登場人物に魅力があれば良いのだが、背景を欠いた謎解き機械の探偵役や、自虐が単なる嫌みでしかない主人公には閉口せざるを得なかった。2019/08/12
asky0084
2
★✪☆☆☆2019/07/26
bluets8
2
現実より少々治安の悪い東京で、学生が持ち込んだ事件を女准教授がズバッと解決する物語。一応、安楽椅子探偵ものと言えなくもないが、穴だらけの推理に鬼教官と言われる切れ者美人のキャラクター性で、強引に説得力を持たせているように感じるので、探偵ものの華である解決編が美しくないし面白くない。キャラクターも好きになれる要素が薄く、色々な意味で好みに合わない作品だった。2019/07/10
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