内容説明
高一の夏休み。事故にあった秋山野要はベッドの上で目覚めた。三人の美少女に囲まれて――。
今がチャンスだと言わんばかりに、記憶を失ってしまった要に、あること無いこと吹き込もうとする少女たち。
「わたしとらぶらぶだったの!」「要様の心を射止める争奪戦を開始しよう!」「したくない? アタシとキス」
美人な親友に、自称妻、さらには愛人まで現れ・・・・・・『秋山野要』って何者!?
モテモテすぎる『秋山野要』と、身体が同じなだけの、まるで別人格な自分。
突然、美少女たちの愛を一身に受けることになった要の選択とは――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
36
主人公が記憶喪失であり、目覚めると自分に好意を寄せる3人の女性たちが・・・のような展開の作品。他の作品にもありがちな設定ではあります。人の本質とは?記憶をなくした人間となくす前の人間の本質は同じなのか?この辺りの問いかけが非常に面白ですね。この三人のヒロイン達から紡がれる言葉の中で非常に象徴的な部分があります。一人は「人の本質は『心』だと」、そしてもう一人は「人の本質は『身体』だと」、最後のひとりは「人の本質は『記憶』だと」。それぞれのヒロイン達の根幹にあるこの考えが物語を盛り上げてくれています。 2026/07/11
まっさん
16
★★★☆ 秋山野要が目を覚ますと目の前には見覚えのない美少女が3人。彼女達は要が目覚めたことにとても喜んでくれているが、要は彼女達が誰で自分自身が何者であるかも一切覚えていなかった。彼は一ヶ月前に事故に遭い記憶喪失になってしまったのである。要は身に覚えがない要自身の名声や評判に戸惑い、更に要の嫁や愛人を自称する美少女まで現れて…ータイトルほどラブコメラブコメしていない今作。正直中盤辺りまでは特に惹かれるものがなく、若干退屈しながら読み進めていたものの終盤の展開がかなり刺さったために全体的に見るとかなり→2019/08/15
中性色
15
春夏秋冬。記憶喪失になってからのアフターストーリー。個人的に思うのは、基の人格をトレースすることとヒロインのためにどうあるべきかが同じストーリー内でごっちゃになってるのが原因なのかもしれない。というか、前の人格があまり示されないせいで、ヒロインたちがなぜ惹かれたのかの感情移入がしにくいのかな。地味にチョイ役で終わった流水くんもうちょっと出番あってもいいのよ。個人的には南天と風華が好み2019/07/16
真白優樹
10
高1の夏休みに事故に遭い、それまでの記憶を全て無くした少年が、自分にとっては覚えのない三人の少女から迫られ始まる物語。―――私は誰、貴方の目に映るのは本当に私? 心か記憶か、それとも身体か。自己というものを形成するものは何か、そんな全ての根源とも言える大切な事を無くした少年が嘗ての自分に悩みながらも必死にもがく物語であり、どこかふわふわとしながらも賑やかで明るい空気が漂っている物語である。嘗ての自分、今の自分。二つの自分の境界を越え自らへの視線を集めた少年の次なる日常とは。 次巻も須らく期待である。2019/07/11
かっぱ
8
とあるお坊ちゃんの身体の中に凡人な少年の魂が入ってしまうところから始まる物語。誰かを誰かと特定するための要素は"心"か"身体"か"記憶"かどれなのだろう。着想部分はとても興味深いけれど、本質として何をやりたかったのかが少しとっ散らかってしまった印象がある。凡人にすぎない少年が優秀で人望もある少年の中に入ることで戸惑いながらもドタバタと過ごす日常は楽しい気持ちもありながら親心のようにハラハラする面もあった2019/07/16
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