人生の諸問題 五十路越え

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader

人生の諸問題 五十路越え

  • ISBN:9784296103096

ファイル: /

内容説明

入院、うつ、定年、アイツの出世・・・。
50代が直面する人生の諸問題。
でも、負けたっていいじゃない。
クスクス笑いながら読んで考える「悩まない生き方」とは。

「令和」という時代に、「昭和」生まれのおじさんたちがなんとなく抱えている「置き去り」感。

つい不安に駆られて、セカンドキャリアを考えたりしがちです。

でも、焦ってはいけません。あなたの不安の正体は何なのか、それを知ることが先決です。そのためには、気心の知れた友人と対話することが一番。

「日経ビジネス電子版」を初め諸方面で活躍中の人気コラムニスト、小田嶋隆。電通を飛び出して広告クリエイティブ制作会社「TUGBORT(タグボート)」を作ったクリエイティブディレクター、岡康道(小説『夏の果て』はNHKでドラマ化)。二人は高校の同級生です。

人生にとって最も苦しい「五十路」を越えてきた人生の達人二人と、切れ者女子ジャーナリスト、清野由美による愛のツッコミ。三人の会話は、家にあったテレビの存在感、懐かしのあの曲、学生時代のおバカな思い出などの「あるある」を切り口に、いつの間にか人生の諸問題の深淵に迫ります。絵本『築地市場』で第63回産経児童出版文化賞大賞を受賞した、モリナガ・ヨウ氏のイラストも楽しい。

眠れない夜に、めんどうな本を読みたくない時に、なんとなく人寂しさを感じた時に、この本をどこからでも開いてください。
自分も4人目の参加者としてクスクス笑ううちに「五十代をしなやかに乗り越えて、六十代を迎える」コツが、問わず語りに見えてきます。

あなたと越えます、五十路越え。

目次

◆第1章 「令和」に置き去り?「平成」を生きた「昭和」な僕ら
◆第2章 五十路に振り返る、僕らを作ったテレビと音楽
◆第3章 ユーミンの歌から聞こえる、僕らの嫉妬と羨望と本音
◆第4章 通った高校で考える、同窓会に来なくなったヤツの人生
◆第5章 大学は“人生リセット”を賭けた僕らの“理想郷”だった
◆第6章 「そうだよ、ここ、ここ、ここ!」故郷までの50年に笑いながら泣く
◆第7章 昼酒上等の街、赤羽で、オダジマの母に会いに行く
◆第8章 突然の入院は、自らのターニングポイントだ
◆第9章 50を過ぎたら、人間、半分うつなんです」
◆第10章 でも「なれた自分」もいいじゃない?
◆第11章 何不自由ない資産家の夢が「少年野球のコーチ」だったりする
◆第12章 「五十路のサラリーマンがつらい理由」人間到るところ猿山あり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うわじまお

43
電車の中で笑いをかみ殺すのに苦労した^^ 非常に面白かったです。岡さん、小田嶋さん、小石川高校の最高の同級生のぐだぐだの含蓄ある思い出話と、清野さんのはさみが最高! 昭和人には超おすすめです。2020/01/10

おさむ

36
都立小石川高校、早稲田と同窓だった2人の放談集。10歳近く上なので世代が違い、テレビや歌のネタはさっぱり共感できない。やおい(ヤマなし、落ちなし、意味なし)だけど、不思議と心地よく読めます。一歩間違えばエリート臭プンプンの会話になるのを防いでいるのは、2人の斜に構えた17歳の少年の時の視点なんでしょうね。男はいくつになっても、17歳の思考回路から脱皮できないのかもしれません。つい、みうらじゅんといとうせいこう、内田樹と平川克美の対談本を思い出しました。オッサンはみんなノリは同じだ笑笑。2019/08/20

まこみや

34
「成長」神話とか「自己実現」の物語とかいうものの見方に僕たちは絡め取られがちになるけれど、お二人(+α)の対談(与太話)を読むと、そんなものは嘘っぱちだ、体制が作り上げたフィクションだなって思いますね。常識というか、社会通念に風穴を開けてくれる感じです。この対談をこの先10年は楽しみにしていたのに。いや、これが最後だと一番想定していなかったのが、当の岡康道さん自身だろうと思うととても残念です。2021/09/17

kum

25
高校の同級生、40年来の付き合いだというコラムニスト小田嶋さん、クリエイティブディレクター岡さんの対談集。そもそもこの本を読むキッカケになった清野由美さんはこの対談でも進行役であると同時に鋭いツッコミ役。2人の話は思い出話から老後の話まで何度も脱線しながら面白おかしく繰り広げられるが、「五十路のサラリーマンがつらい理由」の章で語られる、会社人生後半の悲哀、男女のコミュニティの違い、男性社会=猿山論が特に興味深く面白かった。2020/04/16

ロマンチッカーnao

23
ドンピシャの世代になったので、読んでみたけど、ちょっと、年上かなって感じで、思い出話的な昭和の話にはついていけずに、最後まで、乗れずに読了。とこどどころ、おっ、と目を見張るいい言葉にも出会えたけど、最後まで心響かずって感じでした。 なりたい自分ではなく、なれた自分の価値を認める。 この言葉の意味はよく理解できるようになりました。2019/09/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14099120
  • ご注意事項

最近チェックした商品