内容説明
本書は自伝的随筆を基調としてまとめたもので、生い立ちから学窓時代のこと、結婚してからの家庭生活、とくに望星学塾を創立してからその運営と塾生と共に研鑚した時代のこと、太平洋戦争中に私が陸軍二等兵として不法な召集をうけたときは留守家族を三人の子供と共に必死に守り、キリスト教への信仰を深めていくこと、さらに私との欧米旅行における旅行記や折々に想いを籠めて詠んだ短歌百五十余首が収められている。
目次
1章 聖書とともに
2章 聖書研究会から望星学塾創立への道
3章 風雪の戦時下
4章 原点・望星学塾から東海大学へ(松前重義)
5章 夫をガイドに欧米を旅す
6章 故郷鹿児島を想いて詠む
付章 心に残る手紙