内容説明
100点を目指さず、1点から始めるアディクション治療法。
昭和大学附属烏山病院で、アディクション治療の知識も経験もない医師とスタッフ数名が始めたアディクション専門外来。そこで行われている完璧を目指さない楽しい治療法を紹介。
患者の集め方や接し方、ワークブックの作り方など、「誰でも簡単にできるアディクション治療」のエッセンスを身につけることで、一般精神科病院でも明日からアディクションの治療体制が確立できる実践的内容。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かさい
1
アディクション治療における昭和大学烏山病院でのプログラム導入や専門外来設置にいたるあれこれを責任者の常岡先生が書かれた1冊。 結局突き詰めるとケースバイケースという話になりやすく、そうなるとなかなか敷居が高いなあという印象は相変わらずでした。 患者さんの「生きづらさ」には寄り添いたい一方で、「患者さんがやりたい放題やれるようにしてあげることは現実的ではないし治療でもない」というところが精神疾患全般における難しさだなと再認識しました。 あとどうでもいいけど海外放浪された年が年表と巻末で違ってましたね。2025/06/24