ワニの本<br> ビジネスで勝つネットゲリラ戦術【詳説】

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ワニの本
ビジネスで勝つネットゲリラ戦術【詳説】

  • ISBN:9784584139295

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内容説明

以下「はじめに」より「マーケティング」と聞くとビジネスの小難しい話を想像されるかもしれませんが、それは違います。この本でお伝えしたいことは、別の表現をすると「ゲリラ戦」。現代のビジネス界では、正式な軍隊(企業)同士が戦う「正規戦」の時代は終わり、私たちしょぼい個人でも主役になれる、ゲリラ戦の時代が始まっているからです。ルールは変わりました。強大な戦力を誇る正規軍たちを、私たちしょぼいゲリラが倒すことが可能になったのです。この本は、「持たざる者」、すなわちしょぼいビジネスゲリラが成功する方法を書いた本です。目的は社内での出世でも起業でもいいのですが、とにかく、金がない・能力がない・ツテがない……といったしょぼい人たちを対象にしています。社会は、ごく少数の持てる者たちと、持たざる者たちに分かれています。今の日本社会なら、大企業や大きな組織に属するエリートたちは前者、私たちは後者です。持てる者たちや彼らの組織は、軍隊に例えると正規軍です。大企業を想像すると分かりやすいですが、人・金・モノとたくさんのリソースを持っているわけですね。要するに、とても強い。一方の私たちには、人も金もモノもありません。しょぼいですね。でも、正規軍が幅を利かせている世界でなんとか成功したい。それは、つまりゲリラです。リソースは圧倒的に少ないけれど、正規軍を相手に戦わなければいけません。しかし、心配はいりません。第一に、歴史上、ゲリラが正規軍に勝った例はたくさんあります。圧倒的に少ない兵力でも、使い方次第で勝つこともできるのです。第二に、これが重要なのですが、今の時代はゲリラにとって有利になっているのです。後で詳しく述べますが、インターネットの普及は正規軍よりもゲリラを利する結果になっています。今は有名なyoutuberやブロガーがたくさんいますが、インターネットがない時代だったら、彼らは戦えなかったでしょう。要するに、ネットはゲリラ向きの武器なのです。もしあなたが一流企業の花形部署に勤める高学歴の有能なサラリーマンだったら、本書は読まずに、王道の方法で出世したほうがいいでしょう。なぜなら、本書で私がお伝えする方法はゲリラの戦い方だからです。しかし、あなたがしょぼい人なら……?本書を読んで、ゲリラとして正規軍と戦い、勝ってください。」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわ

19
お金の無い個人事業者でも一流企業と互角に渡り合える、孫子の兵法を学んでいるような感じです。「ゆるい統治」というある意味斬新な組織論で学ぶべき点はたくさんあります。ただし一歩間違えると「やりがい搾取」になりかねないですね。(☆3)2019/09/07

おおたん

12
「今」の時代の生き抜く方法を指南してくれる本。世の中のルールが変わったこと、個人でも、個人だからこそ生き残れるという戦い方を知ることができます。ビジネスパーソンでも、組織の中で生き残るために役立つと思います。◆「飢え」によって物の価値が異様に高騰する◆投資効率が高い贈与を見つけられた者が勝つ時代◆武器は贈与→細かく刻む「単純接触効果」。人の心に着目してバグを探す。◆勝てる戦場を探し出し、そこに全てのリソースをつぎ込む◆人は役割を果たすことで存在意義を得る◆わかりやすさは重要。2023/06/11

Shohei Ito

7
会社や大組織(正規軍)に対抗する勢力として、個人事業主やフリーランス(ゲリラ)がネットを活用しビジネスを行っていく方法について書かれた一冊。 一番興味を持ったのは、「しょぼい贈与論」の章。人の感情を株のように捉え、その浮き沈みを狙った戦略は面白い。人の感情をドライに推測し、それに応えることで仲間を増やしていくのは、いろいろ応用がききそうです。 また、相手に贈ることができるのは、モノやお金だけではなく「仕事」や「役割」もで、僕も普段から「こういう仕事あったら面白いだろうなぁ」という視点を持っておきたいです。2020/03/15

Kokichi

7
えらいてんちょう2冊目。しょぼい企業があまりにも衝撃的であったので読んでみた。一冊目ほど面白くは感じなかった。キーワードは贈与とSNS。企業がしないような贈与を探して贈与しろという内容。いいねやコメント、発信を通じて贈与する。それを粘り強く継続する。読み終わった後、結局何の話やったのかなと思わされる一冊であった。2020/01/05

yahiro

5
「しょぼい起業」に続いて、えらてん氏の本は2冊目。相変わらず面白いです。えらてん本のいいところは、「役に立つ」ことだと思うんですよね。もちろん、起業した場合にもいえることなんですが、会社づとめの人にも応用できます。大企業であっても、ルーティンで回せる強い分野と、新規ではじめた弱い分野があると思うんですが、十分参考になると思います。「強者と正面から闘わない」、これ、孫氏の兵法にも通じるものがありますよね。2019/08/08

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