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内容説明
旧作のラストに直結する新エピソード開幕!
40年ぶりの新作発表で話題となった『ポーの一族 春の夢』の続刊。旧作のラストエピソード「エディス」で炎にのまれたアランとその後のエドガーそしてバンパネラ一族の運命が紡がれる衝撃の新エピソードです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rico
145
学生時代、友人と「エディス」後のエドガーの行方について議論したことを思い出します。私は「どこかにいる」派。友人は「全てを失って生き続ける訳がない」と主張。40年後の答え合わせ。どちらも正解で不正解といったところでしょうか。かつてのポーの一族たちは繊細な線で描かれ、永遠の命を持った宿命と孤独を抱えた儚い存在でした。21世紀の彼らは絵柄の変化もあって、生々しくくっきりとした存在感を持ち、妙に人間臭くじたばたしていています。それをどう見るか評価は分かれそうです。ともあれ、彼らの「結末」を見届けたいと思います。2019/07/20
あきぽん
141
いかなる人間も叶えられない夢である「不老」の一族であるバンバネラ。彼らをフィクションの世界で描くことによって、かえって時の無常さや愛する人を喪失する悲しみを浮き彫りにしているのがこの「ポーの一族」だと思っています。本巻では何と2016年も舞台に!2019/07/18
Shimaneko
90
『エディス』から40数年。まさか続編が読めるなんて、しかも外伝とかじゃなく本格的なリブート始動なんて!長生きするもんだね(違 嬉しすぎて1ページ1ページ舐めるように読了。前作『春の夢』の時点では、アランはやっぱり昔のシンプルな線のほうがとかなんとか文句たれてた自分を殴りたい。「アランを取りもどせるなら ぼくは悪魔とだって契約する」に鳥肌。ああ、続きが楽しみ過ぎる。2019/09/09
吉田あや
79
「無垢なものがほしい」。エドガー!!序盤からおセンチメンタルアクセル全開で迫りくるエドガーに瞬きも忘れる。いや、盛りました。瞬きましたが魅入りました♡切なさも美しさも加速しながら、物語を交差していくのはオペラ「ラクメ」の「花の二重唱」!ジャスミンと薔薇の香りに包まれてアーチをくぐり行けば、そこには煌めく川のせせらぎと小鳥の囀る美しい川辺。いつの日かエドガーとアランが2人揃って幸せなこの光景に重なる時間を過ごして欲しいと祈るように読了。ポーの世界は果てしなく美しい。(⇒)2020/01/19
まこみん
77
「春の夢」を再読してからワクワクしながらの最新刊。40年前、火事で消えてしまったアランがもしかしたら!?わたしに触れるな(2016年)水の都、ベネチアのひととき。前巻の続編でもある、ベニスの舟歌(1958年)、ポーの起源と閉じ込められた美しい城主の秘密、バリー・ツイストが逃げた(1975年)、バリーとアランの再会、カタコンベ(1963年)。時代を行ったり来たりしながらの短編で綴られる形式も懐かしい。でも2016年の続き早く読みたいな!2019/07/29
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