俳優の教科書

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俳優の教科書

  • 著者名:三谷一夫【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • フィルムアート社(2019/06発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784845914548

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内容説明

映画監督独自の俳優に対するアプローチや芝居に対する考えた方をまとめた前作『俳優の演技訓練』の刊行後、監督からの高度な演技理論や求められる技術をいきなり理解するのは難しいという声に応えてまとめた、俳優として知っておかなければならない要素を体系的に網羅してまとめた待望の基礎編。俳優として生きるための教科書です。

俳優が習得すべき技術やそれらを学ぶためのカリキュラム、芸能の仕事に就きたい人なら必ず勉強しておかなければならない業界の仕組みやルールを教えてくれる学校や本が、残念ながら現在の日本にはありません。欧米諸国やアジアトップクラスの韓国や中国の俳優たちが、理論と実践に裏打ちされた演技力を厳しい訓練と弛まぬ努力の中で培い、映画や演劇のジャンルや国籍を問わず、俳優という仕事に誇りを持って活動し続けるのとは雲泥の差が広がってしまっています。日本の俳優志望者たちはいつまで、持って生まれた能力や感性、ある日突然スカウトされるといった運や可能性といった形のないものにすがり続けるのかと、著者は問います。

作品のために何を準備しておけばよいか、俳優は現場でどうあるべきか、ライバルたちとどうすれば差をつけられるか、常に考え、努力し、実行し続けるために必要となる技術と正しい訓練の仕方を凝縮した一冊。俳優志望者はもちろん、子役を育てたい親御さん、芸能プロダクション関係者、演技指導者は必読の書です。

★現場のリアルを知る、豪華インタビュー収録!!
俳優:鈴木亮平(NHK大河ドラマ「西郷どん」)
映画監督:中野量太(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
芸能事務所(ホリプロ):津嶋敬介
撮影:鈴木周一郎
録音:石寺健一

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

花男

16
殺陣を始めた参考に読んだ。 俳優以外の映画作りについても参考になる。 見せる演技と見える演技は異なるが、まず見せる演技を自分はできるようになる事からか。 2025/11/24

Haruka Fukuhara

7
別に俳優になるつもりは微塵もないけど、俳優志望の人にはもちろん、そうじゃない演劇・ドラマ・映画etc.ファンにもいいガイドになっていた気がします。これを読んで日比谷?銀座?の松竹の図書館に通いたくなった。そういう関連の本の専門図書館で、私設図書館だけど無料で利用できるみたい。2017/05/11

こひた

4
多角的に俳優への視線が書いてあって、スキマ時間の使われ方とか面白いし脚本書く側とかが読んでも面白いんでは。2019/07/01

さくら

3
俳優志望ではないが、とても興味深く読んだ。みんなで作品を作り上げる意識を常に持つ、衣装合わせの際、演技プランを話し合う、いい映画をたくさん見て、台本をたくさん読む。一般的な仕事でも役に立つようなアドバイスが盛りだくさんだ。大好きな中井貴一さんの演技の仕方も書かれいて、とても嬉しかった。いい俳優は全身を使って演技し、台詞を言う前の空間から演技を始める。とても高度な技術だと思う。改めて俳優さんに対しての尊敬が強くなった。2023/07/07

zig / A Reading man

2
読了。俳優を目指す人向けに書かれた指南書。2017年1月初版、2022年5月第6刷。映画がどのように作られており、どんなチームが関わっているか、その中で俳優はどういったポジションにあり、技術を磨いていくべきか…が書かれている。俳優になるわけではないものの、ものづくりに携わる人間としては非常に興味深い内容だった。最近ボイスドラマの脚本を書く経験を積ませて頂いている身としては、骨子とも呼べる部分にどうやって深みを持たせるか…を考えるべきだと感じた。2024/11/11

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