内容説明
ボクは住所も職業もさすらいなのである――。一九六〇年代初め、各地を転々としながら書き継がれた『言わなければよかったのに日記』の姉妹編(『流浪の手記』改題)。旅先での市井の人びととの出会いや先輩作家のことなど、飄々とした独特の味わいとユーモアがにじむエッセイ集。単行本未収録作品を増補。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
koishikawa85
5
途中までよんだが、『言わなければよかったのに日記』に比べて面白くないので読了放棄。先生と呼んでいた正宗白鳥を呼び捨てにしているのも不快。この人はボケなので突っ込み役がいないとつまらない。2024/06/18
ライム
3
小説の内容が元で殺人事件が起こるなんて相当な打撃だったであろう、そのショックで放浪の旅に出たとは他で読んではいたが、意外な程に呑気に過ごしていた事が本作からはうかがえ安心した。悲壮感はチラリと覗くけれども北海道の広く美しい大地が影響したのか、不良青年と遊んだりパチンコしたりで、気ままな渡り鳥生活を楽しんでいる風だった。でもそのさ中でも、人の生き死にについては非常に気にかけていて、柿の実が盗まれてゆくように気付いたらいなくなっている…と死を虚無的にとらえているようだった。2026/01/17
マサ
2
「流浪の手記」が面白い。自暴自棄の「殺されよう」と思う旅だったはずだが、いつの間にか怪しげな知り合いもでき、それなりに楽しそうなのだ。そして、世間との付き合いをしないと決めたことで「なんとも言えないサワヤかな、さっぱりした気持ちになった」という。その気持ちがとってもよく分かるのです。でも怖くて自分にはできないのだけれど。戌井昭人氏の解説も得した気分。2023/09/19
のうみそしる
2
人間は死んではじめて完成する。昨日まで敬称をつけていたが、死んだらもういらない。トボケかフザケかわからんが、独特の話しぶりで進む北の大地。出会う人もみなおもしろい。2019/12/24
リアル本屋さんを増やそう
1
解説にある,深沢は,庶民ぶりっ子,は言い得て妙だと思った.2021/08/07




