うつサバイバー 慢性うつからの回復

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うつサバイバー 慢性うつからの回復

  • ISBN:9784779010309

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内容説明

うつ病、うつ性の慢性疼痛、共依存……幼少期のPTSDに起因する心の病からの、壮絶な回復過程を克明に綴る。「カエさんが今まで生きていたことが不思議だと思うの。育った環境が劣悪すぎる」とセラピストは言った。そのとき、私は初めて自分の中の心の叫び(インナーヴォイス)に耳を傾けた。父は薬物・アルコール依存、そして、母は家業に依存していた。孤独の中、うつになったのは小学生のころだった。過去に受けた心の傷と向き合い、乗り越えていく真実の物語。うつ性の慢性疼痛は、ふいに全身に痛みが走る。言葉では言い表せないほどの痛みだ。アメリカ式EQセラピーという荒療治は、恨む人を徹底的に恨むというもの。痛みも伴うが、少しずつ回復していった。治療を続けるうちにわかってきたこと。私がいちばん恨んでいるのは自分を生んだ母親だった――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フクミミ

8
大きな旅館の娘という恵まれた環境に生まれながら、子供の頃から親の愛情を受けずに突き放されて育ったカエさん。 幼児期から思春期を経て進学で上京するまで実家の旅館で両親から受けた様々な体験は、あまりにも異常且つ残酷で胸がつまる。 彼女の中のインナーチャイルドが可哀そうで可哀そうで私も思わず抱きしめたいと思った。 子供の頃に親から愛情を受けずに育った場合、こんなにも苦しい思いを抱えたまま生きて行く事になるのかと読んでいて本当に辛くなった。 子供を愛せないという親サイドに是非読んでほしい本。 2013/12/28

Humbaba

5
自分で自分を肯定できず、否定してしまう。そのような状態では、幸福に生きていくことが非常に難しい。また、それは治したい、という気持ちがあったとしても、それだけですぐに治ってくれるようなものでもない。適切な治療によって初めて回復の可能性が生まれてくる。2014/02/12

sumire

2
今も昔も虐待の加害者である親は「しつけの為にやった」という。 親から子どもへの虐待という概念が無かった時代があった。その時代に子どもだった多くの女性は男性の意思のみを尊重していた。 妻や母は自分を殺して生きることが当たり前だったことが子どもには悲劇だった。 夫婦関係が良好でなければそのストレスは幼い子どもに向けられるしかない。 それはいつの時代でも同じだ。 著者の子ども時代の孤独は胸が締めつけられるような思いになった。2014/03/04

まこぷ

0
自己満足だけの本に思えた。2018/10/23

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