危機感なき茹でガエル日本 過去の延長線上に未来はない

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危機感なき茹でガエル日本 過去の延長線上に未来はない

  • ISBN:9784120051807

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内容説明

いま世界中を覆っている三つの大変革、グローバル化、デジタル化(AI化)、ソーシャル化。日本はこの大変革のうねりに翻弄され、他国に差をつけられつつある。改革を先導し行動する経営者の集団として経済同友会は、「Japan2.0 最適化社会の設計―モノからコト、そしてココロへ―」という提言を行った。日本が「茹でガエル」状態を脱し、再び輝きを取り戻すためには何が必要か――。本書は、提言のエッセンスを凝縮した、経営者たちによる自己変革の誓いである。

目次
第一章 過去の延長線上に未来はない
第二章 「心」「技」「体」の揃った国家を目指して
第三章 豊かな経済を実現するために=X軸
第四章 イノベーションこそが未来を拓く=Y軸
第五章 社会の持続性を維持し、高めていくために=Z軸
対談 小林喜光×櫻田謙悟「提言だけでは終わらない 我々経営者は率先して行動する」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

獺祭魚の食客@鯨鯢

54
 経済団体による提言書なので、基本的視点は経済発展でありますが、ジワジワと黄昏時を迎えつつある日本をどう建て直さないと茹だってしまうという危機意識は理解できます。 今般の危機を乗り越えるだけでなく、経済活動のパラダイムシフト(テレワークやシフトワーク)の契機とできたらよいと思います。

Minyole

3
タイトルから想像してしまう、単に危機感を煽るお説教の本ではありませんでした。高度経済成長とその後の奇蹟的な発展の余韻でなんとなく暮らしている日本人は、選択を迫られているんだと思います。先進国であることを捨てスローライフの国に大転換するのか、それとも、本書で述べられているような、得意なモノづくりとデジタルの融合で、先進国に食らいついていくのか。どちらに進むにせよ、まずは直面している危機を認識しなければなりませんね。2019/04/14

こちょうのユメ

1
欧米や中国などIT技術によって世界は変化しつつあり、日本は遅れをとっている。今までの高度経済成長期のモノづくりからIT技術を中心にした産業にうつっていくこと。さらにデジタルトランスフォーメーション※による持続可能な社会をめざす。経済同友会がこうしたことを見すえているのはよいことだ。そんな社会をつくるため、消費税あげ続けて財政赤字を解決するというのはおおくの人にはツライ。また法人税をあげれば企業が海外脱出して雇用がへり税収もへる、というのはまちがいだと思う。2019/12/06

夢仙人

0
色々と参考になった。2020/05/23

踊りガエル

0
「今年の駄本」候補の一冊。理由は二つあり、一つ目は、現役の経営者の書いた本なのに、実践もPDCAもありません。例えば、学者が書く本なら深い洞察や示唆が、またジャーナリストが書く本なら隠された重要な事実の提示が期待されますが、この本は洞察は浅く、わかりきった事実だけが書かれていて、何の実践も触れられていません。 二つ目は、遅すぎる時間軸の設定。Japan2.0という、ありきたりな表現で目指すゴールは2045年、今から26年後です。経済同友会のメンバーに関係の無い未来を設定したとしか思えない「べき」論の本。2019/07/21

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