内容説明
故郷を失った地球人類は、多様な種族が共存する銀河共同体(GC)に加盟を許され、弱小種族ながら繁栄を享受していた。宇宙船〈ウェイフェアラー〉は、超光速航行のためのワームホール、通称“トンネル”建設専門の作業船である。多種族混成の寄せ集め乗組員とつぎはぎだらけのこの中古船に、GC政府から突如舞い込んだ大仕事──銀河系中心部(コア)への新航路となる長距離トンネルを掘れ、というのだ! かくして彼らは、未踏の宙域への長い長い航海に乗り出した。個人出版から熱狂的な人気を博し、ヒューゴー賞、クラーク賞候補となった傑作スペースオペラ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fukumasagami
34
21世紀に書かれた新作スペオペが読めるとは。2025/01/02
鐵太郎
23
訳ありの主人公ローズマリー・ハーパーが、ワームホールを作るしがない作業船<ウェイフェアラー>に乗り組み、素人的にこう言うフネのこと、作業のこと、宇宙船の維持管理のこと、地球が滅んで地球人はどう変わったのか、この世界はどうなっているのかを学びつつ生活を始めます。そして徐々に能力を発揮していきます。ああ、この展開はA・ノートンの「太陽の女王号シリーズ」じゃないか、と思わせる懐かしい流れ。でも題名からしてネタはそんな簡単なものじゃないよね。前半はまぁ導入部か。後半に期待大。2020/01/01
わたなべよしお
22
へぇ、意外に面白い。ちゃんと世界(宇宙)が創造されていて、無理がない。そこで生きる宇宙人、地球人も含む宇宙人が生き生きと描かれている。さて、これがどう展開するのかなぁ。2019/07/03
ふりや
19
ワームホールを利用して宇宙空間をワープするトンネルを建設する建造船。その宇宙船に乗り込んでいるのは人種や種族、言語も異なるプロフェッショナルなクルーたち。彼らに、危険だが高額な仕事の依頼が舞い込む。まだ上巻が終わったところですが、最高に面白い!帯にあるように王道のスペースオペラとしてもワクワクする展開なんですが、なんと言ってもクルーたちそれぞれのキャラが本当に良い。お調子者もいればヒネクレ者もいて、それぞれに色んな事情や背景があるけど、チームとして団結し、固く結ばれているのがアツいです。下巻も楽しみ!2022/05/23
イツキ
15
様々な知的種族のいる宇宙が舞台のスペースオペラ。ワープを行えるようにするためのトンネルを掘る宇宙船で繰り広げられる種族はバラバラでも気のいいキャラクターたちの掛け合いが読んでいてとても心地いいです。地球を一度失った人類を筆頭にそれぞれの種族が歴史を背負っていてそれが時折顔を見せる物語も面白いです。2019/11/15
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