組織行動[固定版面]

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組織行動[固定版面]

  • ISBN:9784641150669

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内容説明

やる気が出ないこともあれば,仕事に没頭することもある。もめごとが起きるかと思えば,1+1が3にも4にもなったりする。人が組織においてさまざまな行動をとる,その理由とは。実際のシチュエーションを想像し,我がこととして考えながら学べるテキスト。

目次

序 章 組織行動論を「学ぶ」ということ
第1部 組織の中の個人
 第1章 行動を駆動する力:ワーク・モチベーション
 第2章 やりがいの設計:職務設計と内発的動機づけ
 第3章 やる気を引き出す評価:公平理論と組織的公正
 第4章 組織とのよき出会い:採用の意思決定
 第5章 組織に馴染むプロセス:組織社会化
 第6章 組織と個人の約束:心理的契約と離職モデル
第2部 集団と組織のマネジメント
 第7章 マネジャーの仕事:モチベーション論とリーダーの行動
 第8章 組織を動かすリーダー:変革型・カリスマ型リーダーシップ
 第9章 集団の持つ力:グループ・ダイナミクス
 第10章 もめごとを乗り越える:コンフリクトと交渉
 第11章 貢献を引き出す関わり合い:文化とコミットメント
 第12章 「私らしさ」と「我々らしさ」:組織アイデンティティ
終 章 組織行動論を「使う」ということ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nishi

4
Whyに答えるための組織行動論。大学生向けの教科書なのだろうと思うが、非常に理解しやすい言葉で書かれており入門編として良書であるとともに、単に理論を並べ立てるだけではなく、その関連や学問としての意義を多く記述頂いているのでその後の学びも促進されるという面でも良書。また職務設計理論の図式が非常にわかりやすかった。2021/05/01

たろっくす

3
組織行動論の入門書としてはとても読みやすく先行研究と身近な具体例がバランスよく述べられている。数々の理論や研究が現実に起こっていると理解できる良書であった。個人的にはフォルトラインに関する箇所が印象に残っている。ダイバーシティの重要性が叫ばれて久しいが「タスク型の多様性」と「デモグラフィー型の多様性」を理解したうえで導入しないと逆効果。どの次元においても多様性を担保し様々な属性が入り組むように人を配置する事で、本来のダイバーシティが実現し組織が活性化する。こうした本来の意味が学べる書籍だった。2020/08/11

ちくわ

2
組織行動論に関する大学生向けの入門書。この領域に関しては、いわゆるビジネス書のようなジャンルでは多々あると思うものの、しっかりとした根拠のある書籍が読みたくて手に取った。前半部分は組織で働く個人の行動原理といったものが理論的根拠と共に、理論と具体例を往復する形で説明がなされる。後半部分はいわゆるマネジメントと呼ばれる領域でリーダーシップ論や多様性原理などが説明される。職場の他人がどのような行動原理であるかというのは、もちろん個別性が高い事象ではあるモノの、ある程度の類型を知っておくのは重要と思う。良書。2022/12/17

ちまき

2
まさに、教科書的に組織行動論を概観できる、書き口もとても平易でわかりやすい。 組織と個人、マネジメントについて、昔からの理論も紹介しつつ、まとめている。 悩んだときに、戻ってきたい本。2019/11/22

2
中堅となり部下もできたので読んだ。「組織社会化」とは、組織内での役割を遂行することと、組織のメンバーとして参加することにとって不可欠となる、価値観、能力、期待される行動、社会的な知識などを正しく理解していくプロセスのこと。また、「リーダーシップ」とは、集団に目標達成を促すよう影響を与える能力のこと。2019/10/27

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