内容説明
夏の終わりの土曜日、捜査一課の志垣警部は、部下の和久井とともに富士登山に挑んだ。雲海をはるか眼下に臨む七合目の山小屋で御来光を拝んでいた頃、山頂では殺人事件が起きていた! さらに同日、東京の下町では女性の変死体が見つかる。日本最高地点と海抜0mでの殺人を結ぶ共通項は「奇妙な叫び声」だった……。なぜ日本一高い場所で殺人は起きたのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
20
志垣警部シリーズ。志垣と和久井は富士山へ。富士山山頂での殺人事件と東京での殺人事件のつながりは…。被害者の家族がかわいそうだな。萌がまだ何かあると思ったらそのまま終わってしまった。なんだろう、それぞれのドラマ性とか事件のことも、もっと面白くできそうな気が。2020/03/13
そのぼん
7
タイトル通り富士山がキーワードになった殺人事件ものでした。一気に読めました。2012/02/07
yamakujira
5
1994年単行本発行。休暇で富士山に挑んでいた志垣警部と和久井刑事が七合目でご来光を拝んでいたころ、山頂で殺人事件が発生していた。さらに、東京の下町で自室で殺された女性の遺体が発見された。一見無関係に見えた殺人事件は、とある男女の愛憎劇につながっていく。日本最高地点と海抜0mという事件現場の対比を目論んだみたいだけれど、それなら事件現場を1階にしなきゃ。被害者の善悪も極端に対照的なのがおもしろく、2時間ドラマを見るような軽い気分で楽しめた。マザコン男と淫乱女に報いはないのが残念だな。 (★★★☆☆)2021/11/24
さぼてん
2
あの二人のコンビだけじゃなくて、加害者の視点が書かれていて、よかったと思う。しかし、いまいちすっきりしないのはなぜだろう…萌のことについてもっと描写が欲しかったなあ~2012/01/23
ホームズ
2
日本一高い場所で殺人って発想は面白いんですけどね・・・・。いろんな伏線だかフリのようなものがあったような気がしたんですが・・・・。全部放置?もう少し面白くできそうな気がするんですけどね~。2009/09/18