内容説明
本書のカバーにある神社。福岡県糸島市は筑前二見ケ浦にある「櫻井神社」である。潮風にたたずむ鳥居。その向こうには夫婦岩。絶景である。絶景神社である。一体、誰がこんなところに、なぜ鳥居を建てたのだろう。日本には他にも、おもわずそう言いたくなる絶景神社が数多くある。本書では日本各地にある絶景神社を1年12カ月をとおして紹介していく。毎年季節がめぐってくると花開く「吉水神社」のシロヤマザクラ、冬至の頃になると「伊勢神宮」の鳥居の中央から現れる朝日、まるで氷の神殿のように滝が凍結する「英彦山神宮」の氷瀑。その場に立つと、いにしえの人々がその地に脅威と神秘を感じ、鳥居を建て、神さまとして祀った理由を肌で感じることができるだろう。ちなみに、冒頭の櫻井神社が特別な表情を見せるのが夏至の頃。夫婦岩の間に夕陽が落ちるのだ。沈みゆく太陽の暖かな光に包まれる光景は、息を飲む美しさだ。ぜひ一度訪れてほしい絶景神社の一つである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
17
読友さんが読んでいたので、同じく…。まだまだ行ったことの無い神社が沢山載っていて、落ち着いてからのお出掛け候補が増えました!!境内で飛んでる蛍、いつか観に行きたい!!2021/08/23
ちゃいみー
8
絶景のあるところに神社があると言ってもいいのだろうか、この本で紹介されている神社の多くは、素晴らしい自然の中に鳥居が造られている。畏敬の念を抱かせるような自然と神社の美しさは、古来から人々がそこに神の存在を感じ、大切に守られてきたからこそ存在しているのだろう。2022/05/15
れい
8
【図書館】返却期間を過ぎてしまったこともあり、文字は読まず、写真と神社名と場所のみ、自分の感性で眺めさせてもらいました。蛍飛び交う神社や、海の中にある神社、雲の上にある神社など、確かに絶景。2019/10/10
なりぶぅ
5
絶景写真集としてもガイド本としても優秀な一冊。写真を通して見ても神聖さや自然への畏怖や敬意が伝わり心が震える。実際に足を運ぶともっと感動的なのだろう。既に訪れた場所もまだ見ぬ場所も、本当に死ぬまでに行っておきたいと思った。2022/11/16
MAMI.
5
★★★★☆2019/09/13