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内容説明
入院した父親を介護するために、二度と帰るつもりのなかった「見晴らしガ丘」に戻ってきた沙也加は、子どもの頃に通ったおにぎり屋が、まだ営業していることに気がついて――。第15回(1986年度)日本漫画家協会賞・優秀賞を受賞した『見晴らしガ丘にて』から三十余年。東京近郊の住宅地で“今”を生きる人々を描いた近藤ようこの連作シリーズ、待望の単行本化。プロローグとエピローグに「宇宙爺」(前・後)を描き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
15
近藤の初期作品「見晴らしガ丘にて」の35年後の「それから」を描いた作品。7.5/10点 「見晴らしガ丘にて」は昔何度か読んだけど、なつかしい思い出が蘇ってきた。それにしても、近藤ようこは「人生」を描くのがとてもうまい。登場人物一人一人が「人生を生きてる」描写がありありとしている。向田洋子の短編小説に近いものを感じる。漫画を読み続けていてよかった、と思える瞬間と出会えた。近藤ようこはすごい2021/10/27
GO-FEET
4
三十五年も前に書かれたものの続篇! なんか答え合わせ的なストーリーも多くて、なかなかいろいろと素敵です。 中年の姉妹の「こんなネイルしててお米とげるの?」「無洗米」なんていう会話もリアルでいいですねぇ……2019/06/29
Gen Kato
1
前作から30年以上経っているんですね。なつめ屋のご夫婦のその後にしみじみ。かつてのツッパリ娘の美代子ちゃん、しあわせになれそうでよかった。2024/09/02
v&b
1
続篇だった。年をとったひとがたくさん出てくる。割といいことじゃないかと思う。2020/01/30
金魚3匹
0
30年以上前の単巻の作品の続編が出るところが近藤の凄いところである。よくありそうな地味な話なのだがそれぞれの人物が実在しているような気にさせる筆力に感心する。2021/06/05