内容説明
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RPAは「導入すべし」の機運
失敗しないノウハウの蓄積を
日本人の働き方改革が急速に見直され、その流れの中に組み込まれたことで「RPA(Robotic Process Automation)」は脚光を浴びている。
数年前はRPAに対して「様子見」の機運であったが、今や「導入すべし」の機運に変わった。
RPAのパイロット導入を済ませ、全社展開する企業が増えている。
そうした企業の担当者は声をそろえて「業務時間を削減できた」と語る。
RPAが日本企業の業務時間削減に効果があるのは間違いないようだ。
ただ、「効果があった」という声を聞く一方で、「野良ロボット」といわれるような、管理者不在のロボットが問題になるケースもある。
「ロボットが動いていると思っていたら、実は想定外の状況で止まっていた」といった問題も噴出している。
本書では、多くの企業が経験している「RPAの5大落とし穴」を取り上げ、その回避策をまとめている。
さらに、全社展開を前提にした場合、「どの部門がRPAの推進部隊になるべきか」「どのRPAツールがいいのか」など、悩みは尽きない。
結論を言えば、どの企業にも適用できる正解はない。
各社の社風や業務内容、組織体制などに応じて選択すべきである。
本書では、現場主体で導入した事例や、IT部門主体で導入した事例を紹介している。
読んでいただければわかるが、どちらにも納得できるだけの理由がある。
RPAは人口減少社会の日本に欠かせないツールだが、過剰な期待を抱いてはいけない。
本書には成功企業のノウハウを満載している。
RPAの導入に欠かせない1冊だ。
目次
≪目次≫
第1部 第1部 RPA、成功への3ステップ
第2部 全社戦略に位置づけられるRPA
三井住友銀行
日本取引所グループ
みずほ銀行
第3部 RPA推進主体はどこにすべきか?
現場主体 日本生命保険
IT部門主体 ANA
第4部 RPA落とし穴回避法
RPAの落とし穴
ストップ!危険なRPA
第5部 RPA導入キーパーソンが明かす成功の勘所
LIXIL
アルヒ
東京電力エナジーパートナー
第6部 経験者が授ける「15の教え」
RPAの格言
第7部 取材記者の本音
第8部 RPA関連の注目ニュース&リポート