内容説明
千葉周作らを輩出した名門中西道場で出来物とうたわれた老剣士・白井亨は、稽古をつける門弟の中に極めて鋭い面打ちを見せる美少年を発見した。名を富樫栄といい、加賀藩徒士の父は非業の死を遂げていた。少年の望みは武家の再興や剣の上達ではなく、安穏な在所暮らしだという。だが、栄の周囲に父を討った不逞の輩の影が――。格調高雅な珠玉の七編を収録！
感想・レビュー
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Steppenwolf
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E各短編いずれも最上質の剣豪小説である。柳生が絡むもの幕末を舞台にするものが収められている。文庫解説によると文庫化単行本化されていない秘剣物がありそうなのでまだ楽しめそうである。２０年１０月１日時代伝奇夢中道 主水血笑録で本書を紹介されていた．それで自分の感想を見たらなんと感想登録者，私を含めて二名とは．とほほである．2019/05/23
