内容説明
元号が「令和」になり、日本は新しい時代を迎えた。いったい、令和の日本はどんな国になっていくのだろうか。結論から言えば、それは、「今後、安倍政権がどこまで続くか、そのうえで、安倍政権がどのような政策を打つのか」によって大きく異なってくるだろう。
野党も左巻きマスコミも、好悪、感情で安倍政権を批判してきた。その好例がモリカケ問題であり、最近の統計問題でもある。2018年暮れ、厚生労働省が、「毎月勤労統計調査」において、全数調査すべきところを一部抽出調査するなどの不適切な調査を続けていたことが発覚すると、年明けの国会では野党が盛んに安倍政権を攻め立て、新聞・テレビも「統計調査に不正があった。けしからん! アベノミクスの実態も、政府が言ってきたことが正しいかどうかわからない」などと批判的な報道を繰り返した。
しかし、この問題がいったいどういうものなのかをきちんと理解し、指摘した政治家もメディアもほとんどいなかった。筆者は情緒を廃止して、厳格な数字データをもとに、安倍政権を徹底的に査定すると同時に、「反安倍勢力」の化けの皮を剥いでいく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
32
髙橋洋一・嘉悦大学教授(数量政策学者)2019年出版著作。アベノミクス成果を数量データを用いて一生懸命説明。そのデータがただの経時的変化のデータで非科学的で驚き。安倍政権の時代に前より数字が良くなったから政策が良いという主張らしい。科学的にものを言うには適切な対照が必要という概念を意識的にか無意識かは不明だが無しにしていた。これでは単に世界的な好景気のせいかもしれない。どうして同時代の幾つかの他国のデータと比較しないのか?多分都合が悪いからと思ってしまった。東大理学部卒で科学に無知でないとすると詐欺師か。2022/10/13
都人
3
安倍政権の経済政策を検証。株価と有効求人倍率の上昇で合格点と著者は言う。2020/01/01
nanagou
1
タイトルに沿った内容は本文の一部分で、ほとんどは民主党政権の批判と著者の政策提言だった。求めていた本ではなかった。2020/02/02
Shinsuke Mutsukura
0
この本を読むと悪夢の民主党と財務省の連中に対する嫌悪感が湧いてきて、腸が煮えくり返ってくるんだよなぁ。俺は異常なのかなぁ。。。2020/09/12