ラザルス―世界最強の北朝鮮ハッカー・グループ

個数:
電子版価格
¥2,420
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ラザルス―世界最強の北朝鮮ハッカー・グループ

  • ウェブストアに111冊在庫がございます。(2024年04月28日 23時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794226273
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0031

出版社内容情報

2022年10月、警察庁・金融庁等が連名で北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」を名指しで非難、
その危険性の注意喚起をした。経済は破綻し飢餓に覆われる北朝鮮が、
なぜ高額なミサイルを撃ちつづけられるのか?その資金はどこから?
調査報道のベテランジャーナリストが緻密な取材でこのハッカー・グループの正体を追う。

米国ハリウッドへの攻撃にはじまり、世界各地での銀行ハッキング、
病院へのランサムウエア攻撃による身代金奪取、そして「暗号資産」の大規模奪取。
彼らの容赦ない攻撃は現在進行形のままである。
関係者への取材を通じて個々のハッキング事件の実相、「サイバー兵士」を育て上げる
北朝鮮の驚くべき実態などが明かされる。戦慄すべき一冊。

内容説明

北朝鮮政府の別働隊として活動する影のハッカー集団、それが“ラザルスグループ”である。世界でもっとも危険な犯罪集団のひとつとされ、すでに国際的な犯罪行為で10億ドル以上におよぶ資金を盗み出し、バングラデシュの中央銀行やハリウッドの映画界、イギリスの国民健康保険サービスまで標的にされてきた。だが、北朝鮮政府は一貫してこの疑惑を否定、根も葉もない告発はこの国をおとしめようとするアメリカの陰謀だと主張してきた。本書『ラザルス―世界最強の北朝鮮ハッカー・グループ』において著者ジェフ・ホワイトは、国際的な取材を通じて、北朝鮮のハッカーが最先端の技術を使い、すでに10年以上も前から富裕な強敵を相手に大胆で無慈悲な襲撃を繰り返してきた事実を明らかにしている。グループが狙っているのは資金だけではない。その戦術は民主主義国家を脅かし、独裁国家を悲難する者を黙らせ、世界の平和を蝕むために使われてきた。ダッカの賑やかな通りから、ハリウッドの華やかなスタジオ、マカオのきらびやかなカジノ、秘密に包まれた平壌の宮廷にまで網羅した衝撃に満ちた本作は、ラザルスグループが暗躍する影の世界は言うまでもなく、彼らの餌食となった者、グループの活動を阻止するため―いまのところまだ成功はしていない―活動を続ける者たちまで、その内幕を明らかにするものである。

目次

ジャックポット
破産国家
スーパーノート
“ダークソウル”ハリウッドをハックする
フォールアウト
事前準備
サイバースレイブ
逃走迷路
バカラ三昧
陰謀の解明
東洋のラスベガス
ランサムウェア
暗号資産
さらなる強奪
軍事組織としてのハッカー集団

著者等紹介

ホワイト,ジェフ[ホワイト,ジェフ] [White,Geoff]
イギリスを代表するテクノロジージャーナリスト。20年以上におよぶ調査報道の経歴を通じて選挙のハッキング、マネーロンダリング、個人情報の売買、サイバー犯罪の実態について報道してきた。「スノーデン事件」やイギリス最大のインターネットサービスプロバイダ「TalkTalk」のハッキング事件に関する記事でいくつもの賞を受賞。本書にもあるBBCのポッドキャスト「ラザルス・ハイスト」はイギリスのアップルポッドキャストのランキングで1位、アメリカでも上位にランクインしている

秋山勝[アキヤママサル]
立教大学卒。日本文藝家協会会員。出版社勤務を経て翻訳の仕事に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

107
経済的には完全に破綻した北朝鮮が、核やミサイル開発を続けられるのはなぜか。国民が大量に餓死しようと無視し、麻薬密輸や偽札で稼いでいるとの報道はあったが、国家がハッカー集団を抱えて世界から巨額の資金を盗み出すにまで進化していた。目的のためには手段を選ばないのが国際政治だが、ここまで無法を極めていたとは異常というしかない。金融商品としてのインフラが未整備な暗号資産に投資するなど、北朝鮮に財産を盗んでくれと言うようなものだ。ロシアもウクライナに軍事侵攻せず、ハッキングで締め上げる道を選んでいたらと考えてしまう。2023/06/30

Xinxi

6
国家主席暗殺をテーマにしたコメディー映画制作した報復としてソニーピクチャーズは某国ハッカーの標的になってしまった。フィッシングメールを送り付けその送り主は自分の会社の上役を装う。特に金融システム担当はアリの一穴も許してはならない。資金洗浄にカジノが利用される。相手を調べ上げリンクトインを通じて職務明細書を送り騙すという手口にも驚き。情報取れば磁気カード作って引き出す。偽100ドル札作りに始まり暗号資産へ。某国犯行の流出した暗号資産 13億ドルとの見積。短距離弾道弾4〜7億円/発、長距離30〜40億円/発。2023/08/06

Ujiro21

5
技術計資格でセキュリティ項目が増え興味を覚え読む。本書では、北朝鮮が国家規模でサイバー犯罪に手を染めている可能性があり、現在進行形で繋がりが明らかにされつつあることが示される。ただサイバー犯罪そのものよりも、国家の成り立ちから、経済制裁で孤立する指導者と外貨獲得のための犯罪歴が述べられており、結果として優秀な人材が犯罪者になる惨さを感じた。少し前のニュースを読み返す感覚だったが、仮想通貨絡みの話に至り倫理観では済まされない技術の意味を知る。世界的なマルウェア被害を食い止めたハッカーも過去には犯罪か。。2023/09/19

Stevie G

5
バングラデシュ中銀から北朝鮮がハッキングで巨額の盗みを働いたことはよく知られていることですが、これがマニラの銀行の支店やカジノを経由したことは初めて知りました。いずれにせよ、このような形でBBCがレポートしたり、本になって世界中に出回るような情報は、ほんの一部のことあるいは公表できることでしょうから、実際には伺い知れない北朝鮮の大きな闇が世界中に広がっていて、見えない戦争が展開されているのですね。日本の金融機関も、仮想通貨やら何とかコインなどに軽い気持ちで手を出している場合ではないですね。2023/06/11

K.C.

4
詐欺メールと思われるものは1日に相当の数届く。会社のアカウントは目にする機会は稀だが、それでもある。そこが彼らの戦端を開くと思うと、メール一つも慎重になる。そんなことを考えさせられる本作。この本をどう読むかで、その後のライフプランが変わりそう。そんな気がする。2023/09/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20829566
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。