内容説明
義勇の為に拳を振るっていた俺は、ある日絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
そこに現れたのは俺と同じく正義感を持つ白雪百合だった。
可憐な見た目からは想像も出来ない強さで不良を蹴散らし、俺と共に窮地を脱する。
それから俺達はコンビを組み、街からゴロツキを駆逐していった。それは荒っぽくも痛快な日々だった。しかし青春はいつか終わってしまう。
嬢様である百合には許嫁がいた。
百合はその許嫁を無自覚には好ましく思いつつも、まだ俺との青春を謳歌していたいと言うように、彼を突き放す態度を取る。
いつまでも子供のままではいられない。
そんな戦友の背中を押す為に俺が取った手段とは――。
どの巻から読んでも大丈夫!
『トモハメ』シリーズ書き下ろし第3弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
9
義侠心から喧嘩に明け暮れる毎日を送っていた京介。絶体絶命のところを同じように正義感の強い百合に助けられ、二人は唯一無二の戦友となるのだが…。二人が身体を重ねるたびに喧嘩をして馬鹿をやっていた青春が終わりに向かっていくところが面白い。百合の許嫁であり、京介の友人である遊馬の存在が大きいのかもしれない。彼との出会いは京介にとっては青春の始まりであり、百合には終わり。グレープフルーツ味の飴が遊馬に渡されたのが印象的でした。情交シーンは体力のあるもの同士なので、激しく読み応えがある。シリーズが続くと良いし嬉しい。2019/06/02
ホシナーたかはし
4
試し読み。似たような展開や導入は2巻までなら許せるけど、3巻までやったら駄目だろう。どうせなら、親友同士のカップルで、あまり快感を感じられないから、相手をかえてみる、いずれ4Pする、て内容だったらよかったのに。2019/10/25
せいじ
2
前作でもこんな感じだったけど、登場人物がやたらと口に出して「友情」だの「相棒」だのといった単語を強調するのが、逆に嘘くさく感じられてしらけてしまう。このへんもっと言葉にせず、行動でそういった信頼感とかを表現できなかったんだろうか。小説という媒体なんだから言葉にするのが一番わかりやすいのだろうけど、そのへんをもうちょっとなんとかしてほしかった。ここまでシリーズ3作つきあったけど、満足度としては1>>>>>3>2といった感じ。『僕の恋、彼女の愛』も書籍化してほしいなあ。2019/06/01
deskyzer
1
義勇の拳で街の平和を守る戦友であり親友である二人が、親友のままに青春を駆け抜けるべくタイマン!それ即ち戦友ックス! 百合がビジュアルから言動まで好きすぎるのに、今までの『トモハメ』に無い"熱さ"まで加わり最高でした!! 百合と京介の戦い、そして百合の許嫁である遊馬の男気ある行動。『トモハメ』は「トモ」であるから素晴らしい。2019/05/30