講談社文庫<br> 聖なる死の塔

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講談社文庫
聖なる死の塔

  • 著者名:黒崎緑【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2019/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784061857841

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内容説明

神戸の名門校・マリア女子学園で、高さ25メ-トルの塔から一人の若い修道女が転落し、不審な死をとげた。高梨洋子は、親友の不可解な死の謎を探るため、学園に駆けつけた。そして、いっけん平和そうな女の園の奥深くに、邪悪な意志と策謀を知る。学園のペットの無惨な死、女学生たちの不可解な行動、さらに続く修道女の不気味な死……。サントリーミステリー大賞読者賞の気鋭女流による、傑作推理長編。修道女を殺そうとする者がいるのか? 名門女子学園に起きた、奇怪な連続殺人事件。闇に葬られた過去の謎は? 愛と憎しみがよみがえる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

幸音

8
教師であり修道女として母校に勤めていた親友が、学園内の塔から転落死したことから始まる女子校ミステリ。1994年の作品だけど、物語の古臭さを感じないのは閉鎖的な女子校と寮が舞台だからかもしれない。文章も個人的に読みやすかった。いくつかの真相の内の1つは予想外で、ある意味驚いた。真相や真犯人が明かされていく展開は案外さらっとしていた。結末の運び方は唐突に感じられたけど、あれは作者じゃなくて学園長がそういう風に持っていったのかもしれないと思った。洋子が再び登場する「柩の花嫁―聖なる血の城―」も読んでみたい。2014/05/11

スダ子

1
雰囲気すごい好き。2017/10/29

杏仁豆腐

1
20年近くも前の小説だからか、文章が生硬で、はじめのうちは読むのがきつかった。解決編のあたりはいくらか盛り上がったけど、その展開もあまりに手堅すぎてちょっと拍子抜け。意外性をもとめて深読みしてると裏切られる。なにより密室の解決がひどいっす。2011/08/20

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