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内容説明
中学2年。春。いつも一緒に学校に行く仲の、幼なじみのはるの様子が少しおかしいことに気がついたなる。なるを避けるようなはるの態度に戸惑ってしまうが――。14歳同士。不器用なふたりが初めて味わう、淡く、苦い、幼なじみの恋のものがたり。 【同時収録】うちあげはなびら/後のあづさゆみ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まきこ.M
13
久々に甘酸っぱいと言われるような初々しいお話を読みました。学校の放課後の教室や廊下の、光の反射と薄暗さの出ている特別感だったり、夕暮れ時の帰り道が醸し出すなんともいえない雰囲気が映像的で、それだけでぐっとくるものがありました。少女や少年がお互いを意識し始め、サナギの殻をそっと脱いで透明な透き通った羽を見せつつあるような話。言葉で言い表せないあの感じやこの感じの(笑)表現の仕方がこれ以上ないって位魅せ方が上手く、心に感じるものが多い一冊です。不安定な感情を抱えて、時々溢れて止まらないのがまた良いです。2014/08/22
どんぶり
12
集英社で釣巻さん!とのことで購入。幼馴染みのなる(女)とはる(男)の青くて未熟な恋の話。二人の成長の差で出来た溝が切なくて涙。なるがはるに追い付きたいと感情をぶつける場面が青く若々しくて凄く印象的。二人の関係が絶妙でツボ。気弱だった男の子が成長と共に逞しくなり、強気でそんな彼を引っ張っていたはずの女の子が追い越され焦る、という関係の逆転がなんか心を揺さぶられます(笑)ほわわ…!となってしまった(笑)でもはるの父が出てから話の方向が「?」となってしまった。恋が途中なのに進路の話?みたいな感じで。2013/11/10
たかはし
11
登録漏れで再読。去年のマイベストコミック(BL抜き)。恐ろしく萌えツボ直撃のお話で定番の男女の幼馴染モノなんだけど柔らかいタッチの絵と世界観が好みで心理描写も切なく心揺さぶられます。美男美女じゃなくてなるが地味系女子なのが夢があってまたいいんだな~。はるが将来優良物件確実ないい男だからこそ自分と比べしまってコンプレックスで卑屈になっちゃうのはものすご~く分かる。男女の幼馴染モノのご酸味である、男と女へ成長し関係が徐々に変化していくことへの戸惑いやすれ違い。それらも巧く表現されていてかなりお気に入り。2014/04/10
MamaxKoko
5
ものすごく甘酸っぱい!ひと昔前のような絵がより淡さを強調させていて良かった!作者はこんな甘酸っぱい恋も描けるんだ‥。是非、これを期に恋愛漫画を描いてほしい!2013/03/05
ハミヤ
5
釣巻さんの作品て空気感が良いよね。王道の少女漫画の設定なのに独特の作品に仕上がるの。桜色の海、わたしもみたい。ときめきで溺れる。ふたりが「春に成る」までのお話。2013/02/28




