中公新書ラクレ<br> 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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中公新書ラクレ
教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

  • 著者名:池上彰【著】/佐藤優【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 中央公論新社(2019/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784121506535

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内容説明

2020年度、教育現場には「新学習指導要領」が導入され、新たな「大学入学共通テスト」の実施が始まる。なぜいま教育は大改革を迫られるのか。文科省が目指す「主体的・対話的で深い学び」とはなにか。自ら教壇に立ち、教育問題を取材し続ける池上氏と、「主体的な学び」を体現する佐藤氏が、日本の教育の問題点と新たな教育改革の意味を解き明かす。巻末には大学入試センターの山本廣基理事長も登場。入試改革の真の狙いを語りつくした。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

114
2019/4/27 ジュンク堂神戸住吉店にて購入。 2019/5/9〜5/11  池上・佐藤コンビが教育改革について対談。お二人の現状の捉え方に賛同。受験エリートが上級国家公務員になってからの日本の政治・行政はひどいものになったと思う。点を取れるエリートよりも、自分で考えて行動できるエリートを養成できるようなシステムが望ましいと思う(難しいだろうが)大学入試センター理事長との鼎談もあって、面白かった。2019/05/11

岡本

113
人気の二人による教育をテーマとした対談。今や其々が大学で教鞭を取っているが佐藤氏の教育方針には感心の一言。現代の教育制度を批判しつつも代案も示すという模範的な手法。理由なく批判一辺倒の方々には見習って頂きたい。国立大学に公費を集中投入して学費を抑える案には賛成。金儲けしか考えていない私大は淘汰されて然るべき。大学入試センター理事長との鼎談は興味深く、新テストへの理解が深まった。2019/05/17

あすなろ@no book, no life.

74
受験刑務所との現代教育批判から始まる興味深いお二人の討論。刑務所出所時の虚無感から今のエリート不祥事が起きるのでは?と。では教育改革された今後につき、アクティブラーニング・道徳の位置・幼保一元化・米の反転教育・文理融合の流れ・大学院進学礼賛等興味ある内容が展開され、一気に読了。それぞれ含蓄あり考えさせられるのだが、それよりも驚愕したのは約40回に及ぶ共通一次・センター試験の総括がなんと何もなされず今回も教育改革がされているとの事実。こういうところが我が国教育の不可思議なところだと思うのである。2019/06/09

佐島楓

72
このお二人で教育論なら読んでおかねば、という思いで購入。佐藤さんの大学と院の修士課程をセットにしてしまえば五年八か月間は勉強時間を確保できるというアイデアに痺れる。実際にそのように計画するには多種多様なハードルが存在するだろう(特に学費と生活費)が、それくらい若い頃にみっちりじっくり勉強しなければいけないということは実感として理解できる。せっかく大学に入って遊んでしまうのはもったいないよ。2019/05/20

きみたけ

66
文科省が目指す「主体的・対話的で深い学び」とは何か、自ら教壇に立ち教育問題を取材し続ける池上彰氏と「主体的な学び」を体現する佐藤優氏が、日本の教育の問題点と新たな教育改革の意味を解き明かします。AI時代に必要な能力は何か、AIロボット「東ロボくん」プロジェクトで一躍有名となった数学者の新井紀子先生の話が登場するほか、後半には大学入試センターの山本廣基理事長も登場し入試改革の真の狙いを語っていてとても興味が湧きました。2021/02/03

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