27000冊ガーデン

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27000冊ガーデン

  • 著者名:大崎梢【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 双葉社(2023/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575246223

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内容説明

星川駒子は県立高校の図書館に勤める学校司書だ。たまたま居合わせた出入りの書店員・針谷敬斗と共に、生徒が巻き込まれた事件の解決に一役買う。そんな二人のもとには、ディスプレイ荒らしや小口ずらり事件など、図書館や本にまつわる謎が次々と持ち込まれる!? 学校図書館を舞台にすべての本好きに贈る、心あたたまるミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

454
県立高校で働く図書館司書・星川駒子が出入りの書店員・針谷敬斗の鋭い推理の力を借りて高校生達の相談に潜む日常の謎を解明する推理の面白さと、より良い人間関係の向上を実感できる学校図書館ミステリーの秀作ですね。本書では凶悪な犯罪事件ではなく学校生活の中で起きる些細ながら見過ごしにはできないテーマに関する事件が巧みに描かれ著者の並々ならぬ情熱に感心しましたね。全5話は単独の話ですが読み進める内に内容が深まってさらに面白さが倍増するように思えました。本書で取り上げられる実際の名作本に読書意欲をかきたてられましたね。2023/05/18

ウッディ

213
学校司書の駒子が、本を納入する書店員の針谷の助けを借りて、県立高校の図書室で起こる謎や事件を解決する短編集。教師とは違う立場で生徒たちと関わり、図書室を魅力的な場所にし、読書の楽しみを知ってもらうという司書の大変さとやりがい、読書は勉強の邪魔だという進学校の方針と理想とのギャップなど学校司書の仕事が良くわかりました。辛い時は一時的でも本の中に広がる無限の世界に逃げ込めば良い、そんな優しい避難場所の管理人が学校司書なのかもしれない。好きな小説の名前もたくさん出てきて、ほっこりする一冊でした。2023/11/29

ちいこ

200
初読みの作家さん。久しぶりにこの手のミステリーを読みました。面白かった。また読めたらいいな。2023/06/05

はにこ

171
何かで紹介されていて気になった本。司書の駒子が出入りの本屋針谷と謎を解く話。登場人物のキャラにあんまり魅力を感じなかったけど、設定は面白い。学校の図書館で働く人の気持ちを考えられて良かった。本は昔から好きだけど学生時代に図書館にあんまり行ってなかったので、もっと通えば良かった、図書委員やってみたかったと思った。知っている本が沢山出てきて作者の本に対する愛情を感じられた。2023/08/11

美紀ちゃん

162
神奈川県立高校の学校司書の話で、とても共感。5つの連作短編集。登場する本がたくさん出てくる。どれも興味ある本。例えば「十二番目の天使」「34丁目の奇跡」や、「夜明けのすべて」瀬尾まいこ「雲を紡ぐ」伊吹勇喜「蜜蜂と遠雷」恩田陸「くちびるに歌を」中田永一など。「息子に夢中」中島梓、春雨メニューの本。栗本薫⇔中島梓、別名義を持つ作家。すごい。ワクワクする。27000冊というのは高校の図書館が所蔵する平均冊数。5作とも本が絡んでいて面白かった。1つめの「放課後リーディング」とラストの「空を見上げて」が好き。2023/05/23

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