内容説明
PKOの現場では何が起きていたのか。
「憲法を護る」「9条を護る」とはどういうことか。
揺らぐ文民統制。このままの改憲は危ない。
護憲派こそ憲法改正案をつくるべし。
国際人道法違反の憲法9条をそのままにして、日本の平和と領土は守れない。
元国連PKO幹部の紛争解決人・伊勢崎賢治と、元自衛隊レンジャー・井筒高雄が語る真の「護憲」論とは。
目次
はじめに 私の「新9条論」/伊勢崎賢治
第1章 国連ミッションの歴史的変貌 交戦主体となった国連PKO
第2章 自衛隊のPKO派遣は憲法違反である
第3章 国連PKOの憂うべき現状
第4章 南スーダン撤退で明らかになった安全保障の重大欠陥
第5章 矛盾する憲法9条と安保法制で日本は守れない
第6章 護憲派こそ憲法改正案をつくるべし
第7章 日米地位協定を正常化せよ
おわりに 吉永小百合さんへ/伊勢崎賢治
対談を終えて 元自衛官の視点から、「憲法改正」そして「戦争と平和」を考える/井筒高雄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Myrmidon
2
リベラル、護憲派こそが読むべき本。国連で紛争解決の現場にいた伊勢崎さんと、元自衛隊員で現在は平和運動に関わる井筒さんの対談。主に伊勢崎さんが語り、井筒さんは聞き役に近い。興味深い点は、日本では憲法にある戦争放棄=侵略戦争の否定と捉えられがちだが、「侵略戦争の禁止」「合法的な戦争は自衛のみ」という原則は戦前から今に至るまで、国際社会の常識。更に自衛戦争を縛るため、国際人道法に基づくルールが定められているが、日本は憲法との関係で自衛隊を「戦力ではない」としているので、その国際的なルールに沿った法律がない。これ2019/08/11
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