著者等紹介
ホール,カーステン[ホール,カーステン] [Hall,Kirsten]
幼稚園や小学校の先生だったこともあって、子ども向けの学習絵本を100冊以上つくってきた。いまは、高級な絵本をあつかうキャットバード・プロダクションも運営している。著者として手がけた絵本『ジャケット』がニューヨークタイムズの優秀絵本にもえらばれた
アルスノー,イザベル[アルスノー,イザベル] [Arsenault,Isabelle]
イラストレイターとして国際的に評価が高く、イラストを描いた絵本の多くが賞をうけている。主な受賞作に『きょうは、おおかみ』(きじとら出版)や『ルイーズ・ブルジョワ―糸とクモの彫刻家』や『ジェーンとキツネとわたし』(ともに西村書店)がある。絵にただよう詩情、線のやさしさには定評がある
青山南[アオヤマミナミ]
アメリカの現代小説の紹介と翻訳をおこなういっぽう、絵本を幅広く翻訳している。絵本の訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
57
いろんな花が咲いている野原。耳もすますと…。イザベルさんの美しい色合で可愛らしい絵がとても素敵。フォントも絵とあっている。文字の配置やリズムカルな言葉とともに、ミツバチたちの様子が生き生きと描かれていて生態を分かりやすく楽しく学べる。絶滅に瀕しているミツバチを守りたい作者のカーステンさんのメッセージが込められている絵本。存在感あるラストページも可愛い。2025/04/11
たーちゃん
26
花の蜜を求めて働くミツバチ。一生懸命に巣を作る様子が可愛らしかったです。色がとても綺麗でした。息子は読み始めは「ハチさんこわいねー」と言っていました。2021/02/05
anne@灯れ松明の火
23
遠い方の新着棚で。ミツバチが絶滅の心配があるなんて、知らなかった! それを多くの人に知ってもらい、守るためにつくられた絵本。黄色と黒を基調に、色数を抑えて、オシャレに仕上げた絵は、イザベル・アルスノーさん。訳は青山 南さん。2020/11/03
timeturner
6
ハチミツと蜜房があんなふうに作られるなんて初めて知った。ミツバチの生態を学ぶだけでなく、数がどんどん減少しているミツバチを保護することを具体的に子供たちに呼びかけている絵本。イザベル・アルスノーさんの絵が美しいので学習絵本くささは全くない。2023/03/21
遠い日
6
ミツバチの世界的な減少と絶滅の危惧は知っていますが、近年都会のビルの屋上での養蜂なども可能になり、少しだけミツバチが増えつつあるとも聞きます。それでも、2020年の上梓でまだその危惧を訴えているということは増加も微々たるものということでしょうか。蛍光色のオレンジっぽい黄色が印象的なイラスト、ミツバチたちの仕事を物語のように描きつつ、ちゃんと科学的な解説にもなり得ている、不思議な世界観が好きです。2021/04/02
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